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“のん”能年玲奈、報道陣の前で緊張気味に自己紹介(1/2)

“のん”能年玲奈、報道陣の前で緊張気味に自己紹介
緊張気味も笑顔を見せたのん

 能年玲奈から改名した女優・のんが9日、都内で行われたアニメーション映画『この世界の片隅に』完成披露試写会に登場。元気な姿を見せるも、自己紹介では「すずさん役をやらせていただきました“のん”です」とか細い声で、少し緊張した表情をのぞかせた。この日は、片渕須直監督、原作者のこうの史代も来場した。

 事務所独立騒動で揺れる中、7月に改名して心機一転で本作に臨んだのん。登壇時は明るい笑みをたたえ、監督に花かごをプレゼントするも、試写会にはマスコミ関係者約150人が集結しており、独特な空気に緊張したのか、その後は静かに「素晴らしい作品に参加させていただいてすごくうれしいです。(今日は)よろしくお願いいたします」と頭を下げた。

 片渕監督らスタッフがクラウドファンディングで資金提供を呼び掛け、制作費3,622万4,000円を集めたという経歴を持つ本作。第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、激化していく世の中で大切なものを失いながらも、前を向き続ける女性・すずの暮らしを描く。

 本作については、「(アフレコに)挑戦した時に、声が入っていなくても映像だけで泣けてしまい、すごく良いと思いました」とコメント。「戦争が一つのものではなく、生活の中に隣り合わせにあるものだと感じて、すごく怖い……。だからこそ(普通の)生活が素晴らしく幸せに思える、そんな作品だなと思います」と続けた。また、鑑賞時は片渕監督とこうのに挟まれていたといい、「メチャクチャ緊張します。すごいびくびく。すいません。失礼しますという感じでした」と照れ笑いしながら振り返った。

 役づくりについては「ボーっとしていると言われるけど気が強い、パワフルなところが(すずと)似ているので共感します。そこから探っていって(自分を役に)共鳴させていくように頑張りました」という。本役に力を込めるあまり、片渕監督に「なぜこう言うのかわからない」などと台詞について何度も質問したそうで、「すごいしつこかったですよね。しつこ過ぎて大丈夫かなと思っていたんです」と恐縮するも、片渕監督は「質問に答える中で作品の本質を捉えなおすことができた」と感謝。さらに「単純にすずを演じるだけでなく、すずを理解するという役割をしていただいた」とのんの仕事に対する取り組みに感心していた。こうのも「(のんの声により)原作にはない素直さや芯の強さが(すずに)入って、よくできていると思いました」と舌を巻いていた。


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