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リメイク版『荒野の七人』が多様な人種で構成されたワケ!デンゼル、クリプラ、イ・ビョンホンら【第41回トロント国際映画祭】

リメイク版『荒野の七人』が多様な人種で構成されたワケ!デンゼル、クリプラ、イ・ビョンホンら
多様な人種で構成されたリメイク版『荒野の七人』! - 第40回トロント国際映画祭にて - WireImage / Getty for TIFF

 現地時間8日、第41回トロント国際映画祭が『荒野の七人』(原題:ザ・マグニフィセント・セブン)をさまざまな人種の豪華キャストでリメイクした映画『マグニフィセント・セブン』の上映をもって開幕した。同日行われた会見にはデンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、イ・ビョンホンら俳優陣が勢ぞろいし、アントワーン・フークア監督(『トレーニング デイ』)がキャスティングにおける原作からの変更点について語った。

 冷酷非道な悪に支配された町の住人から彼を倒してほしいと雇われた7人のアウトローの姿を描く本作。7人組にふんしたのは、デンゼル、クリス、イーサン、イ・ビョンホン、ヴィンセント・ドノフリオ、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、マーティン・センズメアーで、白人だけでなく、アフリカ系アメリカ人、韓国人、メキシコ人、ネイティブアメリカンと多様な人種のキャストが集った。

 西部劇としては意外なこのキャスティングについてフークア監督は「デンゼル・ワシントンが馬に乗っているところを見たかったんだ」と冗談めかして切り出すと、「肌の色とかそういうことは考えなかった。ただいい映画になると思ったんだ。何かを言おうとしてのことじゃない」ときっぱり。「これまでの西部劇もその時代を反映して変化してきた。だから僕たちも、僕たちが今生きている世界に基づいた映画を作ったんだ」と説明した。

 デンゼルは『荒野の七人』を観たことがなく、フークア監督との話し合いの中で出てきたのはもっぱらその原案である黒澤明監督の『七人の侍』だったという。フークア監督は「重要なのは『七人の侍』のDNAに忠実であること。クロサワはシェイクスピアみたいな存在で、師匠だ」と少なからずプレッシャーもあったようだが、「彼は現代版のこの物語を観たいと思ってくれると信じている。どちらの映画も描いているのは“人間”についてだ。もちろん壮大なバトルシーンもあるけど、根幹を成すのは“男たちが集まって正しいことをする”ということ。だから恐れは次第に消えて、この映画に集中しよう、となったよ」と心境の変化を明かした。

 また劇中では、元南軍の狙撃手にふんしたイーサン・ホークとナイフ使いの暗殺者にふんしたイ・ビョンホンのコンビもいい味を出している。共に旅をしてきた二人は、何をするにも一緒の親友という設定だ。「僕はイーサンのファンでしたから(親友役は簡単だった)……」と話し始めるも、イーサンに「あの、現在形にしてくれる?(笑)」とすかさずツッコまれたイ・ビョンホン。さらに「妻(イ・ミンジョン)がイーサンのことが大好きなんです。だから一度セットに招待したのですが、彼女があんなに幸せそうにしているのを見たのは初めてでした。だから彼のことは大好きだけど、同時に憎くもあるんです」と続けてイーサンのみならず会場を大笑いさせていた。(編集部・市川遥)

第41回トロント国際映画祭は現地時間18日まで開催
映画『マグニフィセント・セブン』は2017年1月27日より公開


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