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クリス・プラットが『七人の侍』リメイクにユーモアをもたらした!「僕うるさすぎ?」

第41回トロント国際映画祭

とにかく明るいクリス・プラット
とにかく明るいクリス・プラット - WireImage / Getty for TIFF

 現地時間8日、第41回トロント国際映画祭で『七人の侍』と『荒野の七人』を原案にした映画『マグニフィセント・セブン』の会見が行われ、デンゼル・ワシントンクリス・プラットら悪を倒すため町民に雇われた7人のアウトローにふんした俳優陣が一挙勢ぞろいした。デンゼルやアントワーン・フークア監督が落ち着いて静かに話す中、自分の番が来ると「これ(机にセットされたマイク)電源入っているの? 近づいて話そう」と前のめりになって話し出したクリス。ガンガン大音量で響く声に「近すぎ? 僕うるさすぎ? このくらい離れても聞こえる? OK!」と普通の姿勢に戻すも誰よりも大きな声で、猛烈なエネルギーを発散していた。

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 クリスが演じたのは、トランプいかさま師のジョシュだ。腕の立つガンマンだがおちゃらけた一面もあり、激しい銃撃戦も描かれる本作で一種の清涼剤のような役割を果たしている。撮影前の準備のため、金曜の夜に皆で『七人の侍』と『ワイルドバンチ』といった映画を観たとフークア監督が切り出すと、すかさず「あとは『旅するジーンズと16歳の夏』とか『アナと雪の女王』とか」と続けたクリス。フークア監督は「こうやって本作にユーモアがもたらされたんだよ」と笑顔を見せた。

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 クリスにとっても俳優としてやりがいのある仕事だったようで、「(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で演じた)ピーター・クイルもアウトローだと言われるけど、僕がアウトローを演じたのはこれが初めてだと思う」とコメント。「罪を犯したことで後悔していて、すごく重いものを抱えているんだ。彼は自分のことをいい人だなんて思わないし、いいことするときに、心のうちでかつてやってしまった悪いことと直面させられる。より深いんだ。だからアウトローが心に抱えるものをちゃんと演じたのは、これが初めてだと思うよ」と真面目に語った。

 本作は『七人の侍』を西部劇に変えた『荒野の七人』(原題:ザ・マグニフィセント・セブン)のリメイクだが、クリス自身は『荒野の七人』とはまた別の作品だと考えているという。「世の中に映画が何本あるのか知らないけど、本当にたくさんあるでしょ? タイトルを全部使い果たしてしまったんだ。僕が息子にチャドって名付けたからって、彼は誰か別のチャドのリメイクってわけじゃないよね」と独自の見解を披露して笑いを誘った。(編集部・市川遥)

第41回トロント国際映画祭は現地時間18日まで開催
映画『マグニフィセント・セブン』は2017年1月27日より公開

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