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来日したオスカー俳優マーク・ライランスはめっちゃイイ人!「歌舞伎が大好き」とハッスル

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3度目の来日を果たしたマーク・ライランス
3度目の来日を果たしたマーク・ライランス

 スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』のプロモーションで来日を果たした主演俳優マーク・ライランスが、かねてから大ファンだという歌舞伎や日本文化への深い愛を語った。

【写真】3度目の来日で日本愛を語るマーク・ライランスは生粋のジェントルマン!

 スピルバーグ監督の前作『ブリッジ・オブ・スパイ』(2015)でアカデミー賞助演男優賞を獲得し、本国イギリスでは数々の演劇賞に輝く舞台俳優として尊敬されている名優マーク・ライランス。好奇心旺盛な孤児の少女ソフィーと巨人の国に住む巨人BFGの心温まる友情を描いた新作では、夜な夜な眠りに就いた子供たちの枕元に現れては「夢」を吹き込む心優しき巨人BFGを演じている。

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BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント
映画『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』より (C) 2016 Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.

 そんなマークだが、実はこれが3度目の来日という親日家。大変な歌舞伎のファンで、日本に来るたびに必ず歌舞伎の舞台を観に行くそうだ。今回の来日でも、歌舞伎座の「八月納涼歌舞伎」で上演された「土蜘(つちぐも)」と「廓噺山名屋浦里(さとのうわさやまなやうらざと)」を堪能した。中でも、中村勘九郎と七之助の兄弟による「廓噺山名屋浦里」は、これで2度目の鑑賞になるほどのお気に入りだそう。

 歌舞伎を愛する理由について、「個人や家族への愛情と社会への義務との間に生じる葛藤に惹かれる」からだと述べるマーク。それは、20世紀のアメリカ演劇界を代表する偉大な劇作家アーサー・ミラーの舞台劇を彷彿させると言う。吉原一の花魁(おいらん)と貧しい侍という身分違いの男女の交流を描いた「廓噺山名屋浦里」を「真実の愛についての物語だ」と語るマークは、舞台を見ながら感動のあまり涙してしまったそうだ。

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 それほどまでに歌舞伎に魅了されている彼は、歌舞伎役者・四代目坂田藤十郎とも親交が深い。かつてライランスがロンドンのシェイクスピア・グローブ座で芸術監督を務めていた際に、歌舞伎公演のため同地を訪れた坂田(当時は三代目中村鴈治郎)と共演し、それ以来彼のことを師匠と呼んでいるという。また、坂東玉三郎を「わたしがこれまで見た中で最高の役者の一人」と称賛し、狂言師の野村萬斎のことも崇拝していると語った。

 さらに、今回の来日では京都へも足を伸ばし、初めて泊まったという旅館は「ホテルよりもずっと居心地が良かった」と微笑むマーク。その穏やかな口調と茶目っ気ある優しい笑顔は、まさしく愛すべきフレンドリーな巨人BFGのイメージそのもの。これまでの映画やテレビドラマではシリアスなイメージの強かった彼だが、本作の巨人役が最も素顔に近いのかもしれない。(取材・文:なかざわひでゆき)

映画『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』は上映中

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