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『ハドソン川の奇跡』が奇跡な理由!航空アナリストが分析

『ハドソン川の奇跡』が奇跡な理由!航空アナリストが分析
航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏

 映画『ハドソン川の奇跡』公開直前トークショーが20日、都内で行われ、映画の題材となったUSエアウェイズ1549便に搭乗していた日本人乗客の出口適さん、同じく搭乗していた滝川裕己さんの妻・真以さん、息子の晃弘さん、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏が出席して事故について語った。

 本作は、2009年にニューヨーク上空で全エンジン停止というトラブルに見舞われた航空機が、操縦士たちのとっさの判断によってハドソン川に不時着し、乗客乗員155人すべてが生存したという実話を『ミリオンダラー・ベイビー』などのクリント・イーストウッド監督が映画化した作品。美談として賞賛された物語の裏で、操縦士たちが事故調査委員会から「容疑者」として扱われた事実を中心にした人間物語が展開される。全米では公開から2週連続で興行収入ランキング1位を獲得するなど好スタートを切っている。

 鳥海氏は、この航空機事故は「気温がそれほど低くなく、不時着したハドソン川が凍っていなかったこと」「川幅が1キロ近くもあったこと」「燃料がほぼ満タンという危険な状況のなか、狂いなく不時着させた機長の着陸技術」「不時着場所がニューヨークという中心地で短い時間で救出できたこと」などの奇跡的な条件が重なったため、大変な事故ながら一人の犠牲者も出すことがなかったと分析。

画像テキスト
司会者・藤えりか、出口適さん、滝口真以さん、滝口晃弘さん、鳥海氏

 そんな奇跡に遭遇した出口さんは「僕は後ろから2、3列目に乗っていたのですが、『不時着しますので衝撃に備えてください』と機長からのアナウンスが1度あっただけで、何が起きたかは把握していませんでした」と当時を振り返り、「不時着時もそれほど衝撃はなく、アメリカの着陸は乱暴なときが多いので、今日もそんな感じなのかなと思ったぐらい」と意外と機内は冷静だったことを明かした。

 しかし、この事故はアメリカでは「テロ」を連想させるとして過剰に報道された。実際、出口さんは「救出されて一段落すると警察や取材の人がすごい数やってきましたし、領事館から連絡先を公表していいかと言われ『OK』と返事をしたら電話が鳴りやみませんでした」と苦笑い。作品を観た感想を聞かれた出口さんは「作った部分がなく、その場にいたような雰囲気になりました。7年前の出来事でだいぶ忘れている部分もあったのですが、当時の心理ストレスを感じました」とリアリティーのある作品であることを強調していた。(磯部正和)

映画『ハドソン川の奇跡』は9月24日より全国公開


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