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美女の変死体の中にあったのは…解剖ホラーに観客どよめく

第41回トロント国際映画祭

ブライアン・コックス&エミール・ハーシュ演じる検死官の親子
ブライアン・コックス&エミール・ハーシュ演じる検死官の親子 - Courtesy of TIFF

 現地時間15日、第41回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門で解剖ホラー映画『ジ・オートプシー・オブ・ジェーン・ドウ(原題) / The Autopsy of Jane Doe』のワールドプレミアが行われた。『トロール・ハンター』で知られるノルウェー人監督アンドレ・ウーヴレダルの、初の英語作品だ。

映画『トロール・ハンター』作品情報

 一家が惨殺された家の地下に埋められていた、裸の美女の変死体。夜遅くに運び込まれた身元不明(=ジェーン・ドウ)のその遺体を調べることになった検死官の親子(ブライアン・コックスエミール・ハーシュ)が、解剖を進めることで恐怖に直面する姿を緊迫感を持って描く。

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 検死の手順を踏んで胸部を開き、骨を折り、皮を剥いでいくことで、徐々にその遺体に隠された戦慄の真実が明らかになっていくさまは何とも言えない恐ろしさだ。『イントゥ・ザ・ワイルド』のエミール演じる息子は何でもかんでものぞき込みがちで、彼が絶対にヤバそうな隙間をのぞこうとするたびに、観客は「ノォォォォォ!」とどよめいていた。

 上映後のQ&Aでは、脚本家たちが実際にLAのモルグに見学に行ったことを報告。「何百体もの死体が並んでいた。今までの人生で最も現実離れした光景だった」と明かし、そうして出来上がったセットに早朝に一人で入ることになったというウーヴレダル監督は「暗闇を怖いと思うタイプではないんだけど、あのモルグに一人きりで、目の前には焼けただれた遺体も置かれていて……あのときは本当に恐ろしかった」とセットとわかっていても震えたと打ち明けた。(編集部・市川遥)

第41回トロント国際映画祭は現地時間18日まで開催

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