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ジブリ鈴木P、壇蜜と異色トーク!『レッドタートル』を自虐宣伝

壇蜜と鈴木敏夫プロデューサー
壇蜜と鈴木敏夫プロデューサー

 スタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサーとタレントの壇蜜という異色の組み合わせによるトークショーが24日、東京ビッグサイトで開催中の「第23回 東京国際ブックフェア」内で行われ、鈴木が壇蜜に「小説を書かないんですか?」と尋ねる一幕があった。

【写真】ジブリ鈴木P&壇蜜の異色トークフォトギャラリー

 この日のトークは、本好きの著名人や本に詳しい専門家が独自のテーマで集めた本を紹介するネットでの新サービス「ブックツリー」のスタートを記念して開催。同サービスに参加する著名人のうち、プライベートがミステリアスで、真の姿がファジー(ぼんやり)な壇蜜、そして自身の生き方を「とてもファジー(曖昧な)」と語る鈴木プロデューサーが、自身の好きな本をテーマにトークをする機会となった。

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 初対面の壇蜜を「壇蜜ってネーミングがうまい。才能があるなと思って誰がつけたんだろうと思ったら自分でつけたと聞いて感心したんですよ」と称賛する鈴木プロデューサーは、「僕も年をとってジブリプロデューサーの看板を下ろそうかと思って。でも、下ろすとどうなるのか不安があるんですよ。けど壇蜜さんはきっとおばあちゃんになっても壇蜜さんとしてやっていくんじゃないか。それはうらやましいですよね」としみじみ。

 今回のトークショーを前に、壇蜜のエッセー「どうしよう」を読んだという鈴木プロデューサーは「壇蜜さんについて存じ上げなくて、読んでみたんですがビックリした。他力本願じゃなくて自力本願の人。まるで宮本武蔵みたいな人ですよ」と語ると壇蜜も「自分しか信用していないんですよ」と笑ってみせた。

 さらに独特な感性に裏打ちされた壇蜜の言葉に感心した様子の鈴木プロデューサーは、「小説は書かないんですか?」と質問。「短編はやったことがありますが。やった方がいいですかね?」と返した壇蜜に、「本を読みながら、この人は書けるな、本当は書きたい人なんだなと思いました」とお墨付きを与えた。

 そしてトークも終盤になり、近況について問われた鈴木プロデューサーは「今、『レッドタートル ある島の物語』が公開中です。けっこう空いているんで、快適な空間でご覧いただけると思います。よろしくお願いします」と自虐的に語り、会場を沸かせた。(取材・文:壬生智裕)

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