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「暗殺教室」アメリカでも大人気!作者びっくり

子供の頃『キンダガートン・コップ』が好きだったという松井優征(中央)
子供の頃『キンダガートン・コップ』が好きだったという松井優征(中央) - (C) George Hirose

 週刊少年ジャンプで連載された人気コミック「暗殺教室」のイベントが10月6日(現地時間)、ニューヨークのジャパン・ソサエティーで開催され、作者の松井優征が登壇した。

【写真】『暗殺教室~卒業編~』菅田将暉と殺せんせーの2ショット

 進学校の椚ヶ丘中学校で落ちこぼれクラスの3年E組に、ある日、タコの型をした正体不明の生物が担任教師としてやって来る。その謎の生物・通称“殺せんせー”は、翌年3月に地球を破壊すると宣言。“殺せんせー”の暗殺がE組の生徒たちに依頼され、暗殺の成功報酬として100億円が提示されるという物語で、他のコミックにはない独自の内容になっている。

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 松井は「特殊な立場の人が教師をやるという設定は、割と(コミックや映画などでは)よくある話です。例えば、子供の頃に好きだったのは、アーノルド・シュワルツェネッガー演じる刑事が幼稚園の先生にふんした『キンダガートン・コップ』でした。ヤクザや弁護士などいろいろな人が教師になり得る中で、本作ではたまたま教師が(暗殺の)ターゲットになっただけで、僕自身はそんなに特殊なことをやったように思ってはいません」と答えた。

 “殺せんせー”と生徒の関係を通して、多くの読者が共感を持てる点があることについて「最初は、日本で連載を始めたので、まずは日本人がわかるようなテーマを主体にして描きました。それが今、太平洋を渡ってアメリカの皆さんに届いているということを、今日皆さんの顔を見るまで、想像していませんでした。教訓の話で言うと、本当に自分が当たり前に感じてきたことを、同じ失敗をしてほしくない人々に伝えたいと思い、それをストレートに描きました。結果として、教えられる側と教える側の両方を読者に理解していただけたと思っています」と自信をのぞかせた。

 自身のコミックがテレビアニメや映画に派生したことについて「両方とも、僕は綿密に打ち合わせをしました。映画化やアニメ化の話があったときに、その時点で、つまり(コミックの)最終回の2年以上前に、最終回はこうなりますと伝えました。映画とテレビの両監督と両スタッフが、先々の話までちゃんと知っているということは、計算して作りやすいし、モチベーションも上がります。彼らがすごく一生懸命作ってくださったので、映画もテレビもとても満足のいく仕上がりになっています」と感謝した。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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