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『君の名は。』がV8達成!『ポニョ』超え確実154億円

映画週末興行成績

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2位以下に大きな差をつけた『君の名は。』どこまでフィーバーは続く?
2位以下に大きな差をつけた『君の名は。』どこまでフィーバーは続く? - (C) 2016「君の名は。」製作委員会

 土日2日間の(10月15~16日)の全国映画動員ランキングを17日、興行通信社が発表し、新海誠監督のアニメーション映画『君の名は。』が8週連続で1位を獲得した。

【写真】背景の美しさに息をのむ映画『君の名は。』

 動員34万6,579人、興行収入4億6,797万8,400円と、2位を大きく引き離す成績で今週も1位を獲得した本作。公開から52日間での累計成績は動員1,184万2,864人、興収154億1,448万8,300円と興収150億円を突破。宮崎駿監督作品『崖の上のポニョ』(最終興収155億円)超えは確実で、歴代興収ランキングにおいて、総合10位、邦画アニメ4位に食い込むことになりそうだ。

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人気俳優が勢ぞろいした『何者』は2位! (C) 2016映画「何者」製作委員会 (C) 2012 朝井リョウ/新潮社

 『桐島、部活やめるってよ』の原作者・朝井リョウによる直木賞受賞作を、佐藤健有村架純菅田将暉二階堂ふみ岡田将生山田孝之ら豪華キャストで映画化した『何者』が2位に初登場。動員13万1,174人、興収1億8,244万1,900円を記録した。客層の男女比は41対59。年代別では主人公と同世代の20代が42.8%、16~19歳が31.6%という結果に。また、複数回答可の鑑賞動機としては「キャストが好き」(85.4%)、「原作が好き」(21.5%)などがあげられた。

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本木雅弘主演『永い言い訳』も好スタート! (C) 2016「永い言い訳」製作委員会

 二宮和也主演の実写化作品でも知られる、奥浩哉の大ヒットコミックをフル3DCGでアニメ化した『GANTZ:O』が6位にランクイン西川美和監督が直木賞候補となった自著を本木雅弘主演で映画化した『永い言い訳』が10位に初登場。全国95スクリーンで公開され、動員3万4,152人、興収4,303万200円。20代から60代まで幅広い層に訴求しており、44%の観客が観賞理由を「西川美和作品だから」と回答している。なお、作品評価も高いことから、11月26日以降のセカンドランはすでに50館以上が決定しており、今後の口コミによるロングランも期待できそうだ。

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 公開2週目の『HiGH&LOW THE RED RAIN』は動員48万4,000人、興収6億2,500万円で動員50万人が間近。公開5週目の『映画「聲の形」』は累計動員135万9,000人、累計興収17億7,300万円となっている。

 今週末は『スター・トレック BEYOND』『バースデーカード』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』『金メダル男』『ジェーン』『奇蹟がくれた数式』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)

【2016年10月15~16日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(1)『君の名は。』:8週目
2(初)『何者』:1週目
3(2)『ジェイソン・ボーン』:2週目
4(3)『HiGH&LOW THE RED RAIN』:2週目
5(4)『映画「聲の形」』:5週目
6(初)『GANTZ:O』:1週目
7(6)『ハドソン川の奇跡』:4週目
8(5)『グッドモーニングショー』:2週目
9(7)『SCOOP!』:3週目
10(初)『永い言い訳』:1週目

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