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ホームズかつボンド!? ロン・ハワードが明かす『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズ第3弾

従来のシリーズとは異なった設定だと語るロン・ハワード監督
従来のシリーズとは異なった設定だと語るロン・ハワード監督

 ロン・ハワード監督が、『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズの第3弾『インフェルノ』について、10月27日(現地時間)ニューヨークのAOL開催のイベントで語った。
 
 記憶喪失のままフィレンツェの病院で目覚めたラングドン教授(トム・ハンクス)は何者かに命を狙われるも、医師シエナ(フェリシティ・ジョーンズ)に助けられる。その後、人口増加を危惧する生化学者ゾブリスト(ベン・フォスター)による、人類の半数を滅ぼすウイルス拡散計画を知ったラングドンは、計画実行を阻止すべく、ゾブリストがダンテの叙事詩「神曲」<地獄篇(インフェルノ)>に隠した謎の解明に挑んでいく。

【写真】ラングドン教授、走る!

 今作はこれまでの作品のように宗教との関連性は少なく、設定が異なっている。「(原作を読んだとき)観客が映画として好む要素が多く含まれ、なぜ原作が人気なのか、なぜトムがラングドンを演じたがるのか理解できた。また今作は、より現代の雰囲気を漂わせ、心理的なストーリーが展開する。それがキャラクター同士の人間関係にもストーリーとして反映されている。今作ではラングドンも、観客には謎で、彼は病院で記憶喪失のまま頭をけがした状態で目覚め、彼は自身の記憶か、あるいは彼の周りにいる人たちを信じるかを迫られる」と語るとおり、息もつかせぬ展開が繰り広げられる。

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 世界中の俳優をキャストしたことについて「ダン・ブラウンの原作はいつも国際的で、映画ではトムが唯一のアメリカ人俳優であることが多いが、今作ではベンも参加してくれた。ベンのキャラクターは原作ではアメリカ人として記されていない。ベンやその他の重要なキャスト、オマール・シー、シセ・バベット・クヌッセン、イルファン・カーンなどは、彼らが持つカリスマ性と、原作や脚本に記されたそれぞれのキャラクターの本質を理解した上でキャストした」と答えた。映画『マルタの鷹』のように新たなキャラクターが登場するたびに、観客に興味を持ってほしかったそうだ。

 冒頭のアクションシーンも含め、『007』シリーズと似た要素もある。「ラングドンは、ある意味シャーロック・ホームズであり、ジェームズ・ボンドでもあり、わずかにジェイソン・ボーンの要素も持ち合わせている。ただ彼らと違うのは、戦うための訓練は受けていないし、探偵の定義もされていないし、犯罪者を捜し回ってもいない。単に特別なスキルを持った学者が、ある状況下に置かれているだけだ」と説明した。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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