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松岡茉優、小松菜奈が最優秀新進女優賞に!TAMA映画賞

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第8回TAMA映画賞の授賞式が行われ各受賞者が登壇した
第8回TAMA映画賞の授賞式が行われ各受賞者が登壇した

 多摩市のパルテノン多摩をメイン会場に行われている第26回映画祭TAMA CINEMA FORUM内にて19日、第8回TAMA映画賞の授賞式が行われ、各受賞者の小松菜奈松岡茉優蒼井優柳楽優弥オダギリジョーらが登壇。実力派女優による美の競演も会場を彩り、小松は今後演じてみたい意外な役柄を、松岡は自身の顔立ちを冷静に分析したコメントで会場を沸かせた。

松岡茉優、小松菜奈ら第8回TAMA映画賞の授賞式に出席 画像ギャラリー

「TAMA映画賞」は前年10月から当年9月の間に一般劇場で公開された作品及び監督・キャスト・スタッフを対象に、多摩市および近郊の市民からなる実行委員が、「明日への元気を与えてくれる、夢を見せてくれる活力あふれる“いきのいい”作品・監督・俳優」を表彰するもの。

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 本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著(けんちょ)な活躍をした新人女優を表彰する「最優秀新進女優賞」は小松と松岡が受賞。小松はホステスを演じた『ディストラクション・ベイビーズ』について「過呼吸になりながらも体当たりでこの役に挑ませていただきました」、『黒崎くんの言いなりになんてならない』については「今までは翻弄(ほんろう)する側の役が多かったけど、翻弄される役だったのでとても新鮮で楽しく演じられました」とコメント。今後演じたみたい役柄については「ハッピーな役も楽しいですけど、重く暗い役も楽しくて。犯罪者とか、そういう救いようのない役をこれからやっていけたらいなと思います」と意外な希望も語った。

 一方、「ちはやふる~」などで強い印象を残した松岡は、自身の存在感を称えられると、「わたしは広瀬(すず)さんや小松さんみたいに華があるタイプではなくて」と謙遜しつつ、「いつも役によって同じ人だと思ってもらえないくらいなんです。でも、それを光栄に思っていて。この中途半端な顔も役によってい化粧したり、結構顔を変えられるので気に入っています」と自身ついて語った。

 また、本年度最も心に残った女優を表彰する最優秀女優賞は蒼井と小泉今日子が受賞。蒼井は『オーバー・フェンス』について「あまり記憶がないくらいいっぱいいっぱいでした。オダギリジョーさんとケンカしてガラスを割るシーンは体力がほぼない状態で、最終日に徹夜での撮影でした」と苦労を語りつつ、「『もうちょっとできたかな?』とか色いろ考えていましたけど、実際に出来上がった作品を観たら映画の神様が下りてきてくれたとしか思えなくて。神様とかは信じていないけど、映画の神様を感じずにはいられないシーンができたと思っています」と思い入れたっぷりに語った。(取材・文:中村好伸)

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■第8回TAMA映画賞の受賞結果は以下の通り(受賞作品・受賞作品)
最優秀作品賞:『オーバー・フェンス』山下敦弘監督、及びスタッフ・キャスト一同、『団地阪本順治監督、及びスタッフ・キャスト一同
特別賞:真利子哲也監督&柳楽優弥、及びスタッフ・キャスト一同(『ディストラクション・ベイビーズ』)、鈴木卓爾、及びスタッフ・キャスト一同(『ジョギング渡り鳥』)
最優秀男優賞:三浦友和(『葛城事件』「64-ロクヨン-」)、オダギリジョー(『オーバー・フェンス』『FOUJITA』)
最優秀女優賞:小泉今日子(『ふきげんな過去』)、蒼井優(『オーバー・フェンス』『岸辺の旅』『家族はつらいよ』)
最優秀新進男優賞:若葉竜也(『葛城事件』)、村上虹郎(『ディストラクション・ベイビーズ』『夏美のホタル』『さようなら』)
最優秀新進女優賞:松岡茉優(『ちはやふる -下の句-』『猫なんかよんでもこない。』)、小松菜奈(『ディストラクション・ベイビーズ』『黒崎くんの言いなりになんてならない』『バクマン。』『ヒーローマニア -生活-』)
最優秀新進監督賞:前田司郎監督(『ふきげんな過去』)、小泉徳宏監督(『ちはやふる -上の句-』『ちはやふる -下の句-』)

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