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子供を子供扱いしない!大人が主人公の『ハリポタ』新シリーズが子供たちに果たす役割

子供を子供扱いしない!大人が主人公の『ハリポタ』新シリーズが子供たちに果たす役割
『ハリー・ポッター』シリーズよりもぐっと大人になった主人公たち - (C) 2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.

 映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のデヴィッド・イェーツ監督とプロデューサーのデヴィッド・ハイマンが取材に応じ、『ハリー・ポッター』シリーズよりもぐっと大人になった主人公たちを擁する本作と子供の観客の関係をどう考えているのかについて語った。

 11歳の少年魔法使いハリーの成長を描いた『ハリー・ポッター』シリーズとは違い、本作のメインの4人組となるニュート、ティナ、クイニー、ジェイコブは皆すでに社会人。かわいい魔法動物もたくさん出てくるチャーミングな物語ではあるものの、魔法界と人間界の軋轢が深まるさまや物語の鍵を握る孤児クリーデンスの置かれた悲惨な環境など、ダークで複雑な要素も少なくない。

 実際に年配の観客、一般の観客、若い家族の観客に分けてテスト試写をしてみたというイェーツ監督は「それで『あるキャラクターのモチベーションは何だったかわかるか?』と聞いてみたら、14歳以下の観客でそれがわからなかった子供たちはほとんどいなかったんだ。大人のほうが混乱していたんだよね」と子供たちは何の問題もなくストーリーを把握していたと明かす。

 「子供たちには少し重すぎるかな?」「少し怖すぎるかな?」と心配したりもしたが、実際にはむしろ若い観客の方が素晴らしい反応を返してくれたという。「自分の子供時代を思い出してみると、例えばテレビで『ドクター・フー』を観ていてものすごく怖かった記憶がある。ソファの後ろに隠れながら観たりしていた(笑)。それでも『ドクター・フー』が大好きだったし、僕の親も観るのをやめなさいとは言わなかった。だから同じように子供たちもこの映画を楽しんでくれると思う。自分も子供の頃そうだったから」。

 ハイマンも「子供って、少し背伸びするようなものを観るのが好きなんだと思う」と同意。『ハリー・ポッター』シリーズの原作者で本作の脚本家であるJ・K・ローリングの作品にはそうした要素があるといい、「子供を子供扱いしないんだ。伝統的に見ても、グリム童話から(「チョコレート工場の秘密」などのロアルド・)ダールの物語まですごくダークな作品が多いよね。この映画よりもダークだと思える。でも、それこそ伝統的なおとぎ話の役割であり、子供向けフィクションの役割でもあると思うんだ。人生の次の段階に進むための準備になる。なぜなら人生は楽しいことばかりではないからね」と本作が果たす役割について説明していた。(編集部・市川遥)

映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は11月23日より全国公開


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