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40歳過ぎたら魔女役ばかり…メリル・ストリープ、男性優位のハリウッドにおけるキャリアの転換点を語る

40歳過ぎたら魔女役ばかり…メリル・ストリープ、男性優位のハリウッドにおけるキャリアの転換点を語る
メリル・ストリープにも苦しんだ時期が - 写真:日吉永遠

 主演映画『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』を引っ提げ来日した女優のメリル・ストリープ(67)が取材に応じ、ハリウッドにおける年齢の問題で苦しんだ時期があったことを明かした。

 俳優として最多となる19回のアカデミー賞ノミネート、そのうち3度の受賞を誇るメリル。傍目には順風満帆のように見えるものの、40歳になったとき、彼女がやりたいと思える脚本が全くなくなったという。「3人の子供たちを抱え、仕事がなかった。“魔女”以外はね。40歳になるや魔女役のオファーを三つも受けたの。27年前よ!? その時『わたしのキャリアはもう終わりなんだ』と思った。自分が魔女のようには思えなかった。わたしは強く、重要で、美しく、愛されていて……そういうふうに感じていたんだもの(笑)。どうして40歳を過ぎたらグロテスクなもの以外に役がないの? って」。

 それから難しい時期が続いたが、カーティス・ハンソン監督の『激流』(1994)、そしてクリント・イーストウッド監督・主演の『マディソン郡の橋』(1995)にめぐり会ったことで少しずつ変わっていった。「『マディソン郡の橋』のとき、わたしは45歳でクリントは65歳だったのだけど、最初スタジオは、彼の恋人を演じるにはわたしは『年を取りすぎている』と言っていたの。20歳も年下なのに、フフフ(笑)。でも彼はわたしをキャスティングするよう闘ってくれた」。こうして実現した同作は世界的なヒットとなってスタジオに多くの興行収入をもたらし、メリルはアカデミー賞主演女優賞にもノミネート。演技力があり、かつ稼げる俳優という自身の価値をハリウッドに認めさせることになった。

 「こうした一つ一つのステップが、次のステップにつながっていく。だからいつも、今でも続いていることに驚くのだけど……でも続いているの! 一人一人の女性がそうしたルールを打ち破って、次の女性たちがやりやすい世界を作っているのだと思う。だから景色はこれまでよりもよくなっているわ。まだ素晴らしくはないけれどね」と穏やかに語るメリル。ヒュー・グラントと夫婦役を務めた『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』は「メリル・ストリープ主演でなければ映画化できない」と製作陣に言わしめた作品であり、メリルはそうした一歩一歩で確かに道を切り拓いてきたといえる。(編集部・市川遥)

映画『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』は12月1日よりTOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開


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