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『ラ・ラ・ランド』が描くのは“夢を追うこと”の素晴らしさ!『セッション』監督が語る(1/2)

『ラ・ラ・ランド』が描くのは“夢を追うこと”の素晴らしさ!『セッション』監督が語る
夢を追うことって素晴らしい! - (c) 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

 映画『セッション』で世界にその才能を知らしめたデイミアン・チャゼル監督の最新作『ラ・ラ・ランド』が、第74回ゴールデン・グローブ賞で最多7部門ノミネートを果たし、アカデミー賞本命と大きな話題を呼んでいる。ロサンゼルスを舞台に、ライアン・ゴズリング演じるジャズピアニストとエマ・ストーン演じる女優の卵の恋を描いたこのミュージカル映画の名作について、チャゼル監督が語った。

 チャゼル監督が今作を構想したのは『セッション』の前。6年がかりで実現させたという入魂のプロジェクトだ。「東海岸から引っ越して来た時、今作の2人のプロデューサーに出会ったんだけど、みんな若く、ロスに来たばかりで、自分たちのアイデンティティーを見つけようとしていた。それでミュージカルを使ってそのストーリーを語る方法はないだろうかと話し始めたんだ。僕はずっとミュージカルを作りたかったからね」。ロサンゼルスにはさまざまな夢を持った若者たちが世界中から集まってくるが、まさに監督自身の姿が主人公たちに重なるわけだ。

 シネマスコープで撮影された今作にはワンテイクのシーンがたくさんあるが、特にオープニングの高速道路のシーンには驚かされる。「あれはすごかったよ。ランプ(道路)を閉鎖して撮影したんだ。38度以上の猛暑の中、100人ものダンサーや車を集め、クレーンを使って撮影した。怖かったけど、すごく刺激的でワクワクした。ああいうふうにロサンゼルスの街をたたえることできるのは楽しかったよ」。

 『雨に唄えば』や『ウエスト・サイド物語』といった往年のハリウッドミュージカルや、ジャック・ドゥミ監督の『シェルブールの雨傘』や『ロシュフォールの恋人たち』の影響を受けたそうだが、何よりもチャゼル監督の天才的手腕を感じさせるのは、ミュージカルの非現実的な部分と主人公たちの恋愛関係のリアリティーが見事に混在しているところだ。「最も苦労したのはトーンを見つけることだった。マジックとリアリティー、古いものと新しいもの、夢とリアリズムの間のバランスを見つけることだね。でも素晴らしいチームがいて、僕が困難なことをやり遂げる手助けをしてくれたんだ」。

 もちろん、主演のライアン&エマの貢献が大きかったのは言うまでもない。「彼らはすごく一生懸命に、意欲的に仕事をしてくれた。ライアンは4か月間、毎日ピアノを練習して全ての曲を覚えたんだ。ダブルを使って撮影したシーンは一つもないんだよ」。


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