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30代女子のリアル、綾瀬はるかが複雑な心境を代弁

どんな仕事をしていても、いろいろあるんです。
どんな仕事をしていても、いろいろあるんです。 - 写真: 尾藤能暢

 『本能寺ホテル』でやりたいことが見つからず、悩ましい時を過ごすヒロインを演じている綾瀬はるかが、仕事が楽しいと気づいたのは大河ドラマ「八重の桜」に出演してからで、それまでは大変さの方が勝っていたと告白した。

悩みも吹き飛んじゃうほほ笑み!【インタビューカット集】

 タイムスリップして400年前の織田信長と出会ったことで、自分が興味あることややりたいことを見つけるヒロイン、繭子。綾瀬自身のキャリアにおいて、大きな出会いとなったのが、大河ドラマ「八重の桜」だったと語った。

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 「作品ごとに毎回刺激はあります」と話す彼女だが、当初、女優業をこんなに長く続けるとは思っていなかったそう。さらに「そのうち辞めるのかもしれないなぁ、というようなことを感じていたんですけど、大河ドラマをやらせていただいた時、改めて『面白い仕事だな』と気づいたんです」と大胆な告白。だからこそ、特にしたいことも見つからず、周囲の意見に押され、なんとなく結婚しそうになってしまう、繭子の気持ちもよくわかるという。

 綾瀬と言えば、大河以前にも、『本能寺ホテル』と同じチームで制作した『プリンセス トヨトミ』や「ホタルノヒカリ」シリーズ、『映画 ひみつのアッコちゃん』など、実にさまざまな作品で主演を担い、ヒットを飛ばしていた。女優が天職のような彼女だけに、意外な発言だ。「違う人になることは大変なことの方が多くて、よく『楽しい』って言っている人がいるけど、そういう風に自分ではあまり思ったことがなかったんです」と本音をぽつり。

 周りが見えなくなるほど懸命に頑張り、経験を積んだ今、ふと周囲を見渡せる余裕ができた。そして、気づいたのが「みんなで一つのものを作り上げる喜び」だった。仕事に大変さだけでなく、楽しさを見出せるようになったという。「この先どうなるかはわかりません。でも、視点が変わって、『元気で働けるうちが花』って思うようになりました」と現在の心境を語った。女優として、確実に新ステージに上がった綾瀬。『本能寺ホテル』では自分同様、揺れ動く30代女性のリアルをコミカルな演技の中に誠意を持って、彼女らしく表現している。(取材・文:高山亜紀)

映画『本能寺ホテル』は全国公開中

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