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アカデミー賞でマット・デイモンと宿敵ジミー・キンメルのバトル勃発!【まとめ】

第89回アカデミー賞

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親友ベン・アフレックとプレゼンターとして登場するも自分だけ無視されたマット・デイモン(右)
親友ベン・アフレックとプレゼンターとして登場するも自分だけ無視されたマット・デイモン(右) - Aaron Poole / (c) A.M.P.A.S.

 現地時間26日、第89回アカデミー賞授賞式が米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、司会のジミー・キンメルが宿敵マット・デイモンに数々の攻撃を浴びせた。ジミーは2005年頃から自分のトークショー「ジミー・キンメル・ライブ」を「今夜ゲスト予定だったマット・デイモンにお詫びします。(前のゲストで時間が押して)時間切れとなってしまいました」というギャグで締めることがおなじみになり、以来、二人は宿敵同士(※という設定)として数々のバトルを繰り広げてきたことで知られる。

映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』作品情報

 ジミーが司会、マットがプレゼンターおよび6部門ノミネート作『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のプロデューサーとして顔を合わせることになった今回の授賞式。式直前にはジミーが「奴が受賞できないように、もしくは受賞したと気付かないようにするために何でもやる。わたしの目的は彼をステージに上げないことだから」と The Hollywood Reporter に語ってマットが座る予定の席に置いてあった顔写真にいたずら描きをしたり、マットも「彼の司会は最悪のものになるだろう」と E! News に不吉な予言をしたりしてきた。

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 そして授賞式が始まるや、オープングからマットネタ! アメリカを分断したドナルド・トランプ米大統領をジョークにしつつ、「今夜は“団結”という精神の下、わたしもこれまで問題を抱えてきた人と仲直りをしたいと思います。マット・デイモンです。もう長い付き合いですが、彼は自己中心的です。彼と一緒に仕事したことある人は知っているでしょう?」と切り出した。

 「でも彼は最近、寛大なことをしたので、たたえたいと思います。彼がプロデュースを務めた『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は主演男優賞を含む6部門でオスカーにノミネートされています。マットは自分で主演することもできたのに、幼なじみのケイシー・アフレックに譲ったんです。オスカーものの役を友人のケイシーに渡して、その代わりに自分はポニーテールの役で中国の映画を作ったんです。『グレートウォール』は8,000万ドル(約92億円)の赤字を出しました。間抜けな奴です」と中国ではヒットしたがアメリカでは振るわなかったマットの主演作にきつい一発を食らわせ、マットも笑うしかなかった。

 また、マットがステージを降りて客席を歩くジミーに足を引っ掛け、ジミーがマットにガンを飛ばす一幕も。しかしその後は、マットは動物園付きの家を買った主人公役を務めたドラマ『幸せへのキセキ』での演技をこき下ろされ(感情をあらわにするシーンでは「奴はかなり努力して演技している様子が見て取れる」)、脚本賞のプレゼンターとしてベン・アフレックと共に登場するも「プレゼンターのベン・アフレックとゲストです」と名前を読み上げてもらえず、脚本賞について紹介し出すとオーケストラの音楽で邪魔されるなど散々。アカデミー賞でのバトルはジミーの完勝となった。(編集部・市川遥)

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