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至高のエトワール ~パリ・オペラ座に生きて~ (2013):映画短評

至高のエトワール ~パリ・オペラ座に生きて~ (2013)

2014年11月8日公開 93分

至高のエトワール ~パリ・オペラ座に生きて~
(C) 2013 Dealnge Productions all rights reserved.

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3

ミルクマン斉藤

バレエ・ドキュメンタリとしてはまず満足。

ミルクマン斉藤 評価: ★★★★★ ★★★★★

それなりにバレエも観てきた僕にとってアニエス・ルテステュは、シルヴィ・ギエムと並ぶクラシックもコンテンポラリーも踊れる最高のダンサーだ。ここで紹介される彼女の代表的演目「椿姫」「天井桟敷の人々」「放蕩息子」らを観ても、演劇的なまでの圧倒的な表現力の豊かさにうっとり。しかしコンテンポラリー寄りの僕にとっては、ギリアンの「輝夜姫」やW.フォーサイスとの仕事のほうにより興味があり、そちらに多くの時間が割かれているのが嬉しい。とりわけカロリン・カールソンとのコラボは最高じゃないか!…ま、ルテステュの人生や個人生活にはまるで迫らない作品だから、バレエ好き以外の観客にどこまで届くかは疑問だが。

この短評にはネタバレを含んでいます
なかざわひでゆき

パリ・オペラ座の華麗なる世界を味わうドキュメンタリー

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 世界的なバレリーナ、アニエス・ルテステュが、‘13年にパリ・オペラ座のエトワールを引退するまでの、最後の2年間を記録したドキュメンタリー。
 代表作とされる「白鳥の湖」や「天井桟敷の人々」、そして引退公演「椿姫」などルテステュの華麗なパフォーマンスを堪能できることは勿論、オペラ座の舞台裏や普段の素顔なども垣間見ることができる。それだけも、バレエ・ファンならば満足だろう。
 ただ、ドキュメンタリー映画としての面白みには乏しい。それは、時代が違うせいもあるとは思うが、それこそプリセツカヤやフォンテインのような、人生における波乱万丈の運命的なドラマが、現在までの彼女には欠けているからかもしれない。

この短評にはネタバレを含んでいます
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