ADVERTISEMENT
どなたでもご覧になれます

トレヴィの泉で二度目の恋を (2014):映画短評

トレヴィの泉で二度目の恋を (2014)

2015年1月31日公開 97分

トレヴィの泉で二度目の恋を
(C) 2014 CUATRO PLUS FILMS, LLC

ライター3人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3.7

中山 治美

名優たちによる、貫禄のラブストーリー

中山 治美 評価: ★★★★★ ★★★★★

 羨望しかない。S・マクレーン(80)とC・プラマー(85)の恋愛劇が成立する米国に。いや、オリジナルはアルゼンチン&西合作『ELSA&FLED』(05)。なので、これが国際標準かも。経験を積んだ2人らしい示唆に富んだ会話。そして、最期まで輝いて生きようとする彼らに、己の人生まで考えさせられてしまうとは。お子ちゃま恋愛劇しかない邦画からは得られない、豊潤な時間がここにはある。
 タイトルが示している通り、F・フェリーニ監督『甘い生活』(60)のエピソードが、物語に彩りを添える。同様に長期に渡って愛される映画が、今、どれくらい誕生しているのか?。本作には、そんな問いかけをもあるように思うのだ。

この短評にはネタバレを含んでいます
ミルクマン斉藤

御二方とも、泉はまだ枯れてないようで。

ミルクマン斉藤 評価: ★★★★★ ★★★★★

嘘も平気でつく天衣無縫なバアさんと、「“それなりの人生”なんて何の意味がある」と寝たきり生活を決めこむ偏屈ジイさんの恋物語。’05年のスペイン映画が原作らしいが、まるでS.マクレーンとC.プラマーにアテ書きしたようなキャラクターだ。ただし話や展開は古臭く、もう少しヒネリがあれば老優を見て愉しむだけの映画ではなくなったのにと悔やまれるところ。物語のキイとして『甘い生活』があるのだが、クライマックスのエクバーグ・コスプレは、フェリーニのオリジナルそのものとモンタージュするという恐れ多い行為含めてちょっと痛い。ちなみにエンディングの歌はDr.ジョン&ディーディー・ブリッジウォーターの書き下ろし!

この短評にはネタバレを含んでいます
なかざわひでゆき

ささやかなれど心に滲みる老いらくの恋

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 シャーリー・マクレーンにクリストファー・プラマーという大御所スターの顔合わせで描かれる小粋な恋愛映画。
 主人公は自由奔放な変わり者バアさんと、偏屈な皮肉屋の頑固者ジイさん。夢物語みたいなホラ話で周囲を翻弄する老女だが、仕事人間で家庭を顧みなかった老人だけは彼女の秘めた心情を察していく。なぜなら、人生に叶わなかった夢ややり残した計画は付きものだから。そんな2人が互いに惹かれあい、ささやかな冒険の旅へ出る姿が微笑ましい。
 「甘い生活」への洒落たオマージュは、イタリア映画と縁の深いラドフォード監督ならではの醍醐味。ジョージ・シーガルやジェームズ・ブローリンなどベテラン勢の配役にも気が利く。

この短評にはネタバレを含んでいます
ADVERTISEMENT

人気の記事

ADVERTISEMENT

話題の動画

ADVERTISEMENT

最新の映画短評

ADVERTISEMENT