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高台家の人々 (2016):映画短評

高台家の人々 (2016)

2016年6月4日公開 116分

高台家の人々
(C) 2016 フジテレビジョン 東宝 集英社 (C) 森本梢子/集英社
くれい響

妄想的な彼女

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

東宝が『脳内ポイズンベリー』に続き、今年も初夏に放つ女子“脳内”映画。今回はヒロインの妄想がホラーや文学風など、徹底的に映像化されるのだが、明らかに『猟奇的な彼女』の影響が見られる。斎藤工の光正や間宮祥太朗の和正は文句なしのキャスティングで、綾瀬はるかの“サトラレ”木絵は、今にもゴロゴロ転がってきそうな勢いな干物っぷりだ。同じセレブ設定な『謎ディ』の土方政人監督だけにコメディとしての仕上がりはまずまずだが、明らかに連ドラで描くべき内容。肝心な木絵と高台家の人々のドラマが、駆け足すぎるあまり、随所にツッコミどころも…。また、ロングヘアの水原希子が高橋メアリージュンにしか見えないのもどうかと思う。

この短評にはネタバレを含んでいます
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