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ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ> (2016):映画短評

ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ> (2016)

2016年8月26日公開 112分

ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>
(C) 2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

ライター4人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 2.8

ミルクマン斉藤

シリアスな設定がぜんぜん不釣り合い。

ミルクマン斉藤 評価: ★★★★★ ★★★★★

香港ばりのクンフー・アクションに、ギャグ連打の雪山直滑降大迫力チェイスで存分に楽しませてくれた前作。しかし今回は調子に乗って風呂敷を広げすぎた感がありあり。ヘルボーイのような次元の穴とか、X-MENのような空中要塞とか、そもそも冗談みたいな立ち位置にあるタートルズの身の丈に合ってないこと甚だしい。ひとつひとつのアクションが中途半端で、密度が薄いのも難点だ。しかも3Dで観るとやたら色味が多く、整理のつかないアクションが高速で繰り広げられるので異様に目が疲れる。『アース・トゥ・エコー』では昔懐かしジュヴナイルSFの味が愛おしくもあったD.グリーンだが、こちらもまだまだ身の丈に合わなかったか?

この短評にはネタバレを含んでいます
なかざわひでゆき

「ARROW/アロー」ファンも必見のシリーズ第2弾

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 いよいよ仮面ヒーローのケイシー・ジョーンズが登場する劇場版続編。スティーブン・アメルの活躍は「ARROW/アロー」ファンとして嬉しいが、ウィル・アーネットの出番が激減したのは残念。天才的なコメディアンなのだが、テレビに比べ映画では才能を生かせる作品になかなか恵まれない。
 それはさておき、内容的にはよりアニメ版のノリに近くなった。CGと実写の合成もレベルアップし、とりあえずアトラクション映画としては十分。
 ちなみに、用済みになった悪党子分の島流し先が東京だったり、シュレッダー=日本人の扱いがあまりにぞんざいだったりするのは、やっぱり中国アリババ・グループの資本が入ったから…(笑)?

この短評にはネタバレを含んでいます
平沢 薫

なるほどヒーロー活動は正体を隠してするものだった

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 そうだった、ヒーロー活動は素顔を隠してするもので、それにはいろんな理由があった。今回のタートルズはそれを思い出させてくれる。彼らはその存在を世間に隠して活動しているが、今回はメンバーの一人が、正体を公開して普通に暮らしたいと主張するのだ。そういえば「アイアンマン」でトニー・スタークがアイアンマンは自分だと公言して以来、スーパーヒーローが普通に街を歩く映画を大量に見ているうちに、マスクの理由を意識しなくなっていた。このテーマについて、彼らがどんな結論を出すのかは、本編を見てのお楽しみ。前作のヒップホップやストリート・カルチャーなノリは薄いが、前回にはなかったこの問いかけがある。

この短評にはネタバレを含んでいます
くれい響

初期アニメ・シリーズ世代は興奮!

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

「タートルズ」の初期設定だけを借り、マイケル・ベイ作品にリブートしてしまった前作。それが原作ファンの怒りを買ったこともあり、仮面ヒーローのケイシー・ジョーンズに、悪の帝王・クランゲ、極悪コンビのビーバップ&ロックステディなどの人気キャラを導入し、初期アニメ・シリーズの雰囲気を再現しようとした意気込みは買い(ミスキャストだったシュレッダーの俳優も降板!)。そのちょいとノスタルジー感は、『アース・トゥ・エコー』で目を惹いたデイヴ・グリーン監督の演出にも表れているが、相変わらずベイ的アクションも健在。『ワイスピ』パロディやカメラマンから英雄になったヴァーンのイジリ方など、ベタな笑いも決して悪くない。

この短評にはネタバレを含んでいます
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