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スター・トレック BEYOND (2016):映画短評

スター・トレック BEYOND (2016)

2016年10月21日公開 123分

スター・トレック BEYOND
(C) 2016 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.STAR TREK and related marks are trademarks of CBS Studios Inc.

ライター3人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 4

なかざわひでゆき

ドラマ的には食い足りないが、ペクタクルな見せ場は盛りだくさん

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 リブート版シリーズ3作目の今回は、監督がJ・J・エイブラムスから「ワイルドスピード」シリーズのジャスティン・リンへバトンタッチ。その違いは誰の目にも明らかだろう。オリジナルを大胆に換骨奪胎しつつも、人間ドラマやテーマに「スタトレ」らしさを継承していた過去2作に対し、本作は徹底して派手なアクションとスペクタクルに比重を置く。
 旧シリーズへの目配せはあれども、個々のキャラ描写は結構アッサリ。物語にもあまり深みはない。スールーの同性婚生活とか、もうちょい掘り下げて欲しかったのだが、残念ながらほぼスルー(ダジャレか!)。ドラマ的な食い足りなさが惜しまれる。

この短評にはネタバレを含んでいます
相馬 学

キャラ重視ゆえの面白さ・アツさこそが魅力

相馬 学 評価: ★★★★★ ★★★★★

 『フォースの覚醒』に集中したJ.J.エイブラムスの降板は残念だったが、『ワイスピ』シリーズを蘇生させたジャスティン・リンが監督を務めるのであれば代役として不足ナシ。

 エンタープライズ号のクルーを一度バラバラにして、それぞれの冒険を描くことは正解だったと思う。というのも、キャラクターのひとひひとりに愛情を注ぐリン監督らしさが活きるから。そのおかけで、彼らが再結集したクライマックスには確かなアツさが宿る。

 これはSFシリーズ特有の“イチゲンさんお断り”的なイメージを払拭するうえでも効果的。チームの絆をストレートに謳った本作でシリーズを初めて経験する観客は、ある意味ラッキーかもしれない。

この短評にはネタバレを含んでいます
平沢 薫

新たな宇宙大作戦が始まる!

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 どの登場人物も"いい表情"をする瞬間があり、それが画面に映し出される。共に行動するペアの組合せもいつもと違い、カークとチェコフ、スポックとボーンズ、スコッティとエイリアン美女が組んでそれぞれの個性が際立ち、そうそう、このキャラがこう言ったらこのキャラはこう返すよな、と思わせる納得の掛け合いぶりを堪能させてくれる。ギャグも大盛り。この辺の雰囲気は脚本に参加したSFオタク、サイモン・ペグの貢献度大。加えて魅力的なのは、大宇宙ならではの巨大空間。3Dの奥行き感を活かした、惑星サイズの巨大な空間が出現し、その空間中をカメラが縦横無尽に動き回る。前作のラストで宣言した通り、宇宙での大冒険の始まりだ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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