シネマトゥデイ
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夢と現実が不思議な形で入り混じっていく

  •  夢と現実と物語が、並行して描かれるのではなく、少しずつ入り混じっていく。その混じり方が魅力。ふと気づくと、片方の一部が、もう一方に何気なく混入していたりする。混じり方が次第に変化していく。そんな異なる世界が違和感なく混在する世界を描くのに、アニメという手法が効果を発揮する。
     そうやって緩やかにねじれながら展開していくストーリーには、密かにある仕掛けが施されているが、そのヒントは、最初からちゃんとあちこちに散りばめられている。
     そんな世界を旅するヒロインのキャラクターがいい。ひるねが好きでどこか天然な女の子が、気負わず前に進んで行く。その歩みの柔らかさが物語に似合っている。

⇒映画短評の見方

平沢 薫

平沢 薫

略歴: 映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「キネマ旬報」「映画.com」等で執筆。著作に「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況: 「はじまりへの旅」のマット・ロス監督がトマス・スウェターリッチのSFノワール小説「明日と明日」の映画化作を監督するそうで楽しみ。ニール・ゲイマンがツイッターで28年前から考えてるバットマンの話があると言ってるのも気になってます。

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