ADVERTISEMENT
どなたでもご覧になれます

オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主 (2013):映画短評

オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主 (2013)

2014年1月10日公開 96分

オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主
(C) 2013 TWO OUT OF TEN PRODUCTIONS, INC

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3.5

森 直人

洋画の「限定公開」はむしろ秀作の証かも

森 直人 評価: ★★★★★ ★★★★★

本作は一週間限定公開(関東・近畿地区のみ)。そんな洋画こそ要注目。最近では『クロニクル』が良い例だが、なんとか日本でも劇場で掛けて評価の壇上に乗せたい!という配給・宣伝の「熱」が背後にあるからだ。

実際、これは拾い物以上の面白さ。「80年代感」たっぷりの爽やかなスモールタウン物。主演のアントン・イェルチンは『ティーン・ウルフ』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の頃のマイケル・J・フォックスを彷彿とさせる感じ。

何よりの驚きは、『ハムナプトラ』など大味系のS・ソマーズ監督が軽快に演出力を発揮していること。ホラー、アクション、青春ラブストーリーなどの諸要素を小ぶりのサイズで巧くまとめている。

この短評にはネタバレを含んでいます
今 祥枝

アントン・イェルチン、頑張ってます!

今 祥枝 評価: ★★★★★ ★★★★★

映像化作品には恵まれないディーン・クーンツの原作×スティーヴン・ソマーズの顔合わせ。最初から”そこそこ”だと思って見れば、案外楽しみは多いスリラーだ。

惨劇が起こるはずの”Xデー”までがやや長く感じるが、事件の核心はスーパーナチュラルを巧みに使ったミステリーの要素が面白く、全貌が見えるとなるほどという感じで原作に興味がわく。

映像に目新しさはないが、何より時にコミカル、時にシリアス、結構アクションと活躍する、見えないものが見える”フリーター・ヒーロー”ことアントン・イェルチンの頑張りが見もの。ウィレム・デフォーもいい味。肩の凝らないポップコーンムービーとしてはアリ(1週間限定公開)。

この短評にはネタバレを含んでいます
ADVERTISEMENT

人気の記事

ADVERTISEMENT

話題の動画

ADVERTISEMENT

最新の映画短評

ADVERTISEMENT