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スティーラーズ (2013):映画短評

スティーラーズ (2013)

2014年1月18日公開 113分

スティーラーズ
(C) 2013 Pawn Shop Chronicles, LLC. All Rights Reserved.
なかざわひでゆき

タランティーノ風味の70年代グラインドハウス的バイオレンス

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 人種差別に宗教カルト、猟奇犯罪、ホワイトトラッシュなど、米南部のステレオタイプなイメージをカリカチュアしつつ、「パルプフィクション」風の群像劇に仕上げたバイオレンス映画。
 同地域で起きる3つの出来事をオムニバス形式で描きながら、最終的に全てがクロスする脚本は意外に巧妙だ。今さら感も否めないタランティーノ風味ではあるが、70年代グラインドハウス映画的な場末ムードは嫌いじゃない。
 また、メジャー映画では滅多にやれないクレイジーな役柄を嬉々として演じる豪華な俳優陣も見どころ。イライジャ・ウッドにルーカス・ハースという元名子役2人の、片や変態誘拐魔、片や死に損ないジャンキーという配役にニンマリ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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