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『リトル・ダンサー』特集

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配給:日本ヘラルド映画  シネ・ラ・セット銀座テアトルシネマ他全国にて公開中!

文・構成/今 祥枝



 1月27日から公開されている『リトル・ダンサー』がヒットしている。劇場には連日若いカップルからOL、年輩層まで、幅広い年齢層の客で賑わいを見せている。映画の舞台は1984年のイングランド北部の炭鉱町。父親と祖母、兄の4人で暮らしている11歳の少年ビリーが、ある日突然バレエの魅力に目覚めたことから巻き起こる騒動を、ハートフルに描いた感動作だ。ストーリーはいたってシンプルだが、作品の持つ大きな感動が口コミで広がり、息の長いヒットが予想される。また、第73回アカデミー賞のノミネート作品が2月13日に発表されたが、『リトル・ダンサー』はイギリス映画ながら監督賞、助演女優賞、オリジナル脚本賞の3部門にノミネートされている。本国イギリスはもとより、アメリカ、そして日本でも支持を得ている本作の魅力を緊急リポートする。

 
ジェイミー・ベルがキュート!
なんといっても、主人公のビリー少年を演じるジェイミー・ベルがかわいい! 本作でプロ・デビューを飾ったジェイミーは、オーディションでなんと2000人以上の中から主役を射止めた期待の新星だ。もともと6歳からダンスを習っていたということと、イングランド北東部の訛りを話せる少年というのが決め手となったが、映画を観ればこの役は彼以外には考えられないということがわかるはず。少年らしい躍動感にあふれたダンス・シーンは、観ているだけで楽しくなってくる。そして、まぶしいばかりの輝く笑顔はほんとにキュート。一度観たら忘れられない!

 
父子の物語が泣ける!
 息子を男らしく育てようとボクシング教室に通わせる父親と、バレエに対する情熱を父親にわかってもらおうと必死になる息子。いつの時代も父子の物語は感動を呼ぶものだが、この映画のクライマックス(が何回もあるのだが)はまさに涙なくしては語れない! 特に自分の信念を捨ててまで、息子の将来に希望を託す姿にはどの世代にもぐっと胸にくるものがあるだろう。頑固一徹の無口な父親を演じるのは、舞台でも活躍しているゲアリー・ルイス。随所で静かな情熱を秘めた名演を見せて、物語を盛り上げている。

 
いい音楽に心が躍る!
 ビリー少年が目指すのはバレエ・ダンサーだが、いつもクラシックを踊っているわけではない。むしろメインは、怒りや哀しみ、嬉しさなどの感情を表現するときに、つい身体が動いてしまうという創作ダンス(?)がメインなのだ。時代背景が80年代ということから、使用される音楽もTレックス、ザ・クラッシュなどのアップテンポなものがほとんど。「アイ・ラヴ・トゥ・ブギー」が流れてくると、思わずビリーと一緒に踊り出したくなる!

サントラ収録曲
Tレックス
「コスミック・ダンサー」
「ゲット・イット・オン」
「アイ・ラヴ・トゥ・ブギー」
「チルドレン・オブ・ザ・レボリューション」
「ライド・ア・ホワイト・スワン」

スティーヴン・ゲイトリー
「アイ・ビリーヴ」

ザ・クラッシュ
「ロンドン・コーリング」

ザ・スタイル・カウンシル
「シャウト・トゥ・ザ・トップ」
「タンブリング・ダウン」

ほか全18曲


『リトル・ダンサー』サウンドトラック 発売中/\2,548(税込み)/ユニバーサル インターナショナル発売

 

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