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『キングダム・オブ・ヘブン』特集

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キングダム・オブ・ヘブン オーランド・ブルーム特集
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成田空港レポート

4月12日、オーランド・ブルームが成田空港に降り立ちました。700人のファンの熱烈な歓迎とオーランドの表情をレポートします。

■初の単独来日! 問い合わせは1日100本

 4月12日の夕方、『キングダム・オブ・ヘブン』で主演を務めたオーランド・ブルームが成田空港に到着した。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで美しいエルフの王子"レゴラス"を演じて以来、ハリウッドをはじめ日本でも絶大な人気を誇るオーランド・ブルームこと"オーリー"。来日は2度目だが前回は本格的なブレイクの寸前で、イライジャ・ウッドら仲間たちと一緒だったことを考えると、今回の来日はスターになって以来初の単独来日になる。

 オーランドの来日が正式に発表されたのは、約1か月前の3月2日。しかし4月12日に成田空港に到着するという情報だけで、到着時刻や便名などは一切公表されなかった。そのため配給元の20世紀FOX宣伝部には、熱心なファンから1日100本近い問い合わせの電話がかかってきた。

 成田の到着ロビーは2か所あるため、到着当日ファンらは朝早くから空港に集まり、第1ターミナルと第2ターミナルのそれぞれに分かれて待機。見かねた20世紀FOXの担当者が現場を取り仕切り、オーランドは18:00時着のシンガポール航空11便で第1ターミナルに到着することが明らかにされた。さらに、「オーランドがAゲートから出てくることと、16時になったらゲート前に集合していい」とアナウンスされ、いよいよお出迎えムードが高まり始めた。


■子供にも大人気のオーリー

 当日は時折小雨が降る肌寒い一日だったが、到着予定時刻の1時間前にもなると、ゲート前はオーランドを出迎えるファンと取材陣の熱気がムンムンしていた。それもそのはず、公式発表によるとその数、ファン700人、TVカメラ40台、スチールカメラ10人、そして彼らとオーリーを守るために100人もの警備員が配備されていた。主なファン層は若い女性が占めていたが『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでファンになったと思われる、小さい男の子たちの姿もあり、年齢層の幅広さも感じられた。

 電光掲示板におよそ37分遅れでオーランドの乗った飛行機の到着が知らされると、到着を待ちわびていた850人のファンと取材陣から歓声が上がり、周囲からは早くも"オーリー・コール"が聞こえ始めた。


■自らファンへ近づき大サービス

 そして19:01、ついにオーランドが姿を見せた。ボディガードら数名のスタッフに囲まれたオーランドは、こげ茶の革ジャンに赤いマフラー姿で登場。沸きあがる黄色い歓声に笑顔で手を振りながら、ゆっくりと歩く。プレゼントを渡そうとするファンもいたが、配給元からサインも握手も一切禁止と告げられていたため、精一杯の笑顔と声援でオーランドを迎えるファンたち。するとオーランドのほうから近づいてファンにあいさつ! 握手をすることや、間近でオーリーの写真を撮れた幸運なファンもいたようだ。礼儀正しいオーランドは取材陣にあいさつすることも忘れず、なるべく1つ1つのカメラに目線がいくよう気遣った。

 オーランドはあまりのファンの多さに驚いていたのか、小さな声で「ハーイ、ガイズ」と言った以外特にコメントはなく、およそ5分で通り過ぎていった。しかし3年ぶりに生オーランドを見たファンらは、「かっこいい!」「口ひげもセクシー」など男らしく成長した姿に大満足していた。オーリーが去った後のゲート前には、幸せそうなファンらが涙をぬぐったり撮った写真を見せ合ったりして、感動を分かち合う姿があった。

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