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「ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ」第5話:サプライズ!最終回直前にあの人物登場

今週のウォーキング・デッド

 海外ドラマ「ウォーキング・デッド」の中心人物、リックとミショーンが主人公の後日譚スピンオフ「ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ」第5話「どちらの私」が、U-NEXTで日本配信された。最終回直前の第5話はジェイディスのメイン回で、本シリーズからとある人物がサプライズ登場を果たした! (文・平沢薫)

※ご注意:本記事はネタバレを含みます。「ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ」第5話をまだ観ていない方はご注意ください。

ゲイブリエル登場!ジェイディスの悲痛な本心が判明

 冒頭でいきなり、神父ゲイブリエル(セス・ギリアム)がサプライズ登場! この人物がリック(アンドリュー・リンカーン)とミショーン(ダナイ・グリラ)の旅に関わっていくのかと思ったら、それはフェイントで、後からこれが過去のシーンだったと判明する。今回は、ゲイブリエルとの接触を通して、ジェイディス(ポリアンナ・マッキントッシュ)の人物像が掘り下げられていく。シーズン最終話の直前に、こういうエピソードがあることも驚きだ。

 ストーリー面でのサプライズは、ジェイディスが「ウォーキング・デッド」シーズン9第5話「清算」でリックと共にコミュニティーを去った後も、密かにゲイブリエルに会っていたこと。しかも年に1回、同じ場所、同じ時間で、という形は、まさに恋人同士の定番パターン。確かに、シーズン9第2話「復興への道」で親しくなり、2人で夜の見張りをしながらカエルの声を聞き、キスを交わしていたが、こんなに真剣な関係だったとは。今回、2人が交わす言葉から、2人が心から愛し合っていたことが分かる。当時、ジェイディスは「アン」と名乗っていたので、ゲイブリエルがその後も彼女をこの名前で呼ぶのも切ない。

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 さらに、今もジェイディスがゲイブリエルを愛していることは、彼女がリックとミショーンへの自己紹介で「ジェイディス・ストークス准尉」と名乗ることから分かる。ストークスは、ゲイブリエルの苗字。彼女は、CRM(市民共同体軍)でこの名前を名乗っている。ジェイディスが、心を許した相手はただ一人、ゲイブリエルだけだったのだろう。

 また、ウォーカーに首元を噛まれた彼女の最期の言葉によって、彼女の悲痛な本心も描かれた。彼女はあまりに様々なものを失ってきたために、失わずにすむものを切望し、それでCRMにしがみついていたのだ。この場面で彼女の回想シーンがいくつも流れるが、その中で一瞬目立つ、倉庫の中でジェイディスがある女性を倒すシーンは「ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド」シーズン2最終話(第10話)「最後の光」で、かつて自分を指導してくれたCRMの先輩ハック(アネット・マヘンドル)を軍のために殺す場面だ。この時は、ジェイディスはただの悪役に見えたが、今回のエピソードで彼女の人物像がまったく別ものになった。

リックとミショーンの始まりを思い出させるアイテム

 ジェイディスの話と並行して、リックとミショーンの始まりを思い出させるアイテムも登場する。リックが「重曹かスペアミントだったよな。やっと見つけた」と言って渡し、ミショーンが「約束を守る男ね、何年もかかったけど」と受け取る歯磨きペイストは、シーズン6エピソード10「ジーザスと名乗る男」のキーアイテム。リックが物資調達に出かける時に、同居しているミショーンが「ペパーミント味か重曹」とリクエスト。色々あってリックは歯磨き粉を持ち帰れないが、帰宅後、ミショーンにその代わりにミントキャンディーを渡し、それをきっかけに2人はキスをして愛し合う。そのシーンが描かれたのは、この時がシリーズで初めて。歯磨きペーストは2人の愛を象徴する、記念すべきアイテムなのだ。2人とも今もその出来事を覚えていることが、2人の愛の強さを感じさせる。

 そんな2人は、ジェイディスの最期の言葉から、彼女のファイルを破壊して、CRMごと打破することを決意した。しかし、残るエピソードはあと1話しかない。最終話では何が起きるのか。次週も何かサプライズが待っていそうだ。

「ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ」第5話はU-NEXTで独占配信中(全6話、毎週月曜日に1話ずつ追加)

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