(原題:4 luni, 3 saptamani si 2 zile )賞を取ったからといって良い映画とは限らないということを、如実に示す一作である。87年のルーマニア。望まない妊娠をしたルームメイトのために中絶手術を手配しようと奔走する女子大生(アナマリア・マリンカ)のヘヴィな一日を追うこの映画、一番の問題はヒロインの動機付けがまったく描かれていないことだ。 いくら同室の友人のためとはいえ、恋人から借金するのをはじめ、体調がすぐれない本人の代わりにモグリの医者と折衝し、果ては代金のかわりに身体まで医
...[外部サイトの続きを読む]