作品情報 | その他の作品のレビュー

Destroy Vicious デストロイ・ヴィシャス (2010)

組長の命が狙われていると勘違いした新見は、敵対するヤクザの組員を10人も殺害してしまい、自分の組にすら見放されてしまう。居場所を失った新見は逃げることにするが、ほどなく孤独なパンクロッカーのマリア(松本さゆき)と出会う。似た者同士の彼らは惹(ひ)かれ合うが、新見を狙う刺客が次々と現れ、血にまみれた抗争に巻き込まれていく。


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  • カーズ
    むぅびぃれびゅぅ 映画鑑賞会
    2011年7月13日
    カーズを鑑賞。 ディズニーアニメなんて子供が観るものと決めつけていたオイラ。娘に付き合って鑑賞したらヤラレちまった一本。 どんな動機でも最後まで観ちまったんだから、レビューをアップすることにした。割と律儀だろ? 主人公は”マックィーン”。… ...[外部サイトの続きを読む]
  • 松沢直樹 様
    ★★★★★
    2011年3月4日
    1月のマスコミ招待試写会で、実は2回観賞しました。 組長役の大塚明夫さんのボケが効いたギャグや、木戸組組長役の鳥肌実さんのアクション見てて、腹筋が痛くなるほど声を出して笑い転げました。(マスコミ関係の皆様、その節はご迷惑をおかけしました) 島田監督の作品は、6年前の東京国際映画祭でお会いした時に、LA ジャパンフィルムフェスティバル2009観客賞を受賞した「電撃BOPのセクシーマザーファッカーズに!!」を観賞させていただいてから。(家族ロックは、別口で観賞させていただきました) 「これはキタな」と思ったのは、前作ジャック・ザ・ロック・リボルバーを観賞させていただいた時ですね。 「ジャック…」は、聴覚障がいがある方たちのロックバンド・ドキュメンタリなんだけど、監督独自の視点からしっかり映像が構築されていて、いい意味で、事実を切り取った創作物に昇華した作品だと僕は思っています。 社会の中で、優雅に毎日を過ごしている人が颯爽と銀幕で踊るような作品でもなく、かといって、抑圧されている人たちが試練を乗り越えるカタルシスがあるわけでもない。 だけども、どんなにキツい現実を前にしても、今を力強く生き抜こうとしていく人間の姿がしっかり映り込んでいるんですよね。 本作「DESTROYVICIOUS」だと、ヒロインのマリア(松本さゆきさん)が、ラストのシーンで放つ言葉はまさにそれ。 この部分は、島田監督作品の「背骨」だと僕は思っているし、今の時代を生きる大多数の人にとってリアルで、力づけられると思うんです。 嫌なことばっかり続くし、先の見通しの立たない時代でしんどいことばっかりだど、本作は、頭をからっぽにして思いっきり笑えるし、ラストシーンを見た後は、「よし、今日一日を生き抜いてみるか。なにかそれから考えよう」という気持ちになれる。 これだけでも価千金だと思う人はいるんじゃないかな。 映画って、120分の間、現実から離れて、こちら側に戻ってきた時、心にカタルシスが得られていれば、素晴らしい作品だと思うんだけど、本作はその力が十分にある作品だと思います。 今回は、レイトショー(渋谷では21時から上映)なので興行的には大変だと思うのだけど、(ツイッターでは、動員できなかったら切腹という話が…)僕はもう一度、劇場へ遭いに行ってみようと思います。 みなさんも、本作と出会って、ちょっと力をもらってみてくださいね。
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