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無常素描 (2011)

東日本大震災からおよそひと月後、東北地方を走る車の窓の外には、がれきの山と化したかつての漁港や荒涼とした農地の跡が広がっていた。半壊した家の住人や避難所で暮らす高齢者、漁業や農業に携わる人々が今の心境を語り始める。それぞれの言葉は重く、将来に大きな不安を抱きつつ生きる被災者のリアルな姿が映し出される。


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  • 特集:『無常素描』
    INTRO
    2011年6月15日
    僕は北海道の登別出身だ。「いい湯だな、ハハハン」とドリフも歌った登別温泉街が熱海と同じように大型観光地化して日本中の団体客を掻き込み、石油ショックのあと転げ落ちるように廃れる、その様子を間近に見ながら育ってきた。山のなかには丸ごと無人になったエリアがあり、生活品を残したまま棄てられ、台風であちこち崩れたホテルや家屋に土足で忍び込むのはものすごく面白かった。もう少し長じると、学校をサボッて煙草を吸い、エロ本を開く... ...[外部サイトの続きを読む]
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