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“私”を生きる (2010)

東京都の教育現場では、職員の意向確認における挙手、採決の禁止、職務命令として卒業式、入学式で君が代斉唱と起立を強制されるなど、教師たちの言論や思想が統制されつつあるという。上からの命令に従うことが恐ろしい明日を作ってしまうと、最高裁にまで持ち込んで君が代不起立処分取消し訴訟を行っている、元中学校教師の根津公子。そして、職員会議での挙手と採決の禁止撤回を東京都教育委員会に申し出た、元公立高校校長の土肥信雄など、右傾化の流れに抵抗する教育者たちの真摯(しんし)な思いを見つめていく。


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