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加地等がいた −僕の歌を聴いとくれ− (2011)

37歳のときに大阪から上京し、3畳一間の部屋に暮らしながらフォークシンガーとして活動していた加地等。織田作之助や太宰治をはじめとする作家の影響を受けた歌詞と温かなサウンドで異彩を放つが、クリスマスイブの夜に泥酔して右手に大やけどを負ってしまう。ギターが弾けなくなったのを悲観してアルコールにおぼれるようになり、精神の均衡までも危うくなっていく加地。その一方で彼の「僕はダメ人間」といった楽曲が改めて注目されて復活コンサートが企画されるも、その直前に失踪(しっそう)してしまう。


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