2011年3月11日の東日本大震災の日。東京の下町に住む村井不二男(仲代達矢)は入院し、肺ガンの手術を受ける。秋になり、再び手術をしなければ余命は3か月だと宣告されるが、勝手に退院。不二男と暮らす息子の義男(北村一輝)は無職で、妻と別れ、不二男の年金を頼りに生活していた。帰宅した不二男は義男の説得も聞かず、自室のドアや窓を封鎖して「ミイラになる」と言い放ち……。
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