終戦直後の広島で被爆者家族の苦悩を克明に撮り続けた報道写真家・福島菊次郎は、それ以降も三里塚闘争、安保闘争、公害問題などを取材し戦後日本のあり方を問い続けてきた。しかし保守化が進む日本社会やメディアと決別した後、無人島での自給自足生活を経て愛犬と暮らす穏やかな日々を送る。自身の最期を意識し始めた頃、東日本大震災が発生し、彼は原発事故が起きた福島へと足を向ける。
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