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私の、息子 (2013)

ルーマニアのブカレストに住むコルネリア(ルミニツァ・ゲオルジウ)は、30歳を過ぎてもしっかりしない息子バルブ(ボグダン・ドゥミトラケ)の世話を焼いている。ある日、バルブが交通事故を起こし、被害者である子供が亡くなってしまう。警察の上層部につてがあるコルネリアは考え付く限りの手段を駆使し息子を助けようとするが、バルブはそんな母親に対して怒りをあらわにする。


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  • 「私の、息子」
    ここなつ映画レビュー
    2014年6月26日
    第63回ベルリン国際映画祭で、最高賞の金熊賞を受賞。触れ込みとしては、「子離れできない母親と成人しても自立できない子供。」のオハナシで、「親の過保護が日常化し“モンスターペアレント”という言葉さえ生まれた今の日本に生きる私たち自身の物語でもある。」というのだが、それは正しいけれど微妙に違っていると思う。即ち、息子をダメダメにしたのは間違いなく成育過程なのだが、育てたのは両親だけではないという事。社会環境の中の当家のポジションだってその一端を担っているはず。ボンボン息子が自分の力では何も乗り越えようとせず、あ ...[外部サイトの続きを読む]
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