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アオギリにたくして (2013)

1945年8月6日、米軍によって広島に原爆が投下された。21歳の田中節子(原日出子)は被爆して命は取り留めるものの、負傷した片足を麻酔処置もされずにノコギリで切断される。さらに、婚約者の戦死を知って自殺を考えるが、原爆で焼け焦げになりながらも枝に小さな芽を出すアオギリの木を見て生きようと決意する。それから、誰にも過去を語らずに家庭科教師としての日々送る節子。そんなある日、被爆時の自身の姿を捉えた原爆の記録映画『にんげんをかえせ』を観たことで、被爆体験を語り伝えていこうと考えるようになる。


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