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波伝谷に生きる人びと (2014)

東北学院大学文学部史学科に在学中、民俗調査で宮城県南三陸町の海沿いにある漁村・波伝谷を訪れた我妻和樹。住民全員で敢行する熱気に満ちた獅子舞に魅了された彼は、一人で波伝谷に通ってはカメラで村や人々の様子を捉えていく。明け方からカキのむき場で仕事をする女性たち、収穫できるまで3年を要するホヤの成長を見守る男性たち、古くから残る「結い」「講」といった独特の習慣などを収めては、映画にしようとする我妻。そして3年にわたる撮影を終え、試写会の日取りを組もうと波伝谷に向かった矢先、東日本大震災が発生する。


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