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サーミの血 (2016)

1930年代、スウェーデン北部。山間部で生活している中学生のエレは、少数民族のサーミ人であることから差別や偏見にさらされていた。成績が良い彼女は街の高校に進んで、民族衣装を着ることを強いられテントで暮らしているのを見世物のように眺められる日々から抜け出そうと考えていた。だが、教師からサーミ人に進学の資格がないと言われてしまう。ある日、彼女は村の夏祭りでスウェーデン人少年のニコラスと出会い……。


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  • 「サーミ・ブラッド」(邦題「サーミの血」)第29回東京国際映画祭
    ここなつ映画レビュー
    2017年6月22日
    コンペ作品。作品は審査委員特別賞を受賞し、主演のレーネ=セシリア・スパルロクは主演女優賞を受賞した。スウェーデン映画。監督はサーミ民族の血を引くアマンダ・ケンネル。素晴らしい作品であったのは間違いない。力強く問題点をえぐり出す。女優レーネ=セシリア・スパルロウも素晴らしかった。受賞も納得である。ただ…観て良かったと思える作品であるのは間違いないのだが、どういう訳か私の中に違和感が残ってしまった。いや、違和感というより、むしろ物足りなさか。憤りを、民族差別をするノルマン人に向けるべきであるのに、自ら出自を隠し ...[外部サイトの続きを読む]
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