ポーランドの首都ワルシャワ郊外で生活している14歳の少女オラ。父親はアルコールの問題を抱え、13歳の弟ニコデムは自閉症のため、家を出た母親に代わって家事をこなしつつ弟の面倒を見ていた。ニコデムの初聖体式(カトリック教会で洗礼後に聖体をいただくこと)が成功すれば、再び家族が一つになれるとオラは信じていた。