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数々の有名監督が作品を手がけている日本映画界において、多くの新人監督の作品を世に送りだして来た映画会社ROBOT。そのROBOTのプロデューサーである守屋圭一郎が『タイヨウのうた』で起用したのは、弱冠25歳の新人監督である小泉徳宏。新人ならではのフレッシュなアイデアと瑞々しい演出で作り出された本作が誕生するまでの制作秘話を、監督と、守屋プロデューサー自ら語ってもらった。
・なんていったらいいかこの気持ちを伝えられる言葉が僕には見つかりません。
・強さ、純粋さに強く惹かれました
・夢や希望、1日の大切さを考えさせられる作品です。
・YUIの音楽が劇場に響いて鳥肌が立ちました。
・素敵な涙が流れた感じです。
・何回も見たい映画ですね。
・今年見た映画のなかでタイヨウのうたが今年1番です!!
・心に残る映画でした。
・不覚にも泣いてしまいました。
・何か、一生懸命っていいな、そんな心地好い気分にさせてくれる。
・やっぱり一番はYUIの透明感のある綺麗な声です。。
・幸せかどうかは自分の気持ちで決められることなんだな、と、そんな気持ちになりました。
・息詰まりそうな忙しい毎日の中で、安らぎをくれた映画でした。
・若い人たちが創った映画は大切にしたい。
・恋愛のなんたるか(??)みたいなことを感じました。
・絶対に映画館の大音響でしかも良い音で聞いた方が絶対に良い。
Q:この映画を作られたきっかけは?
P:
香港映画『つきせぬ思い』のリメイクを作らないか?という話から始まったんです。ただ10年以上も前に香港で作られた映画を、そのまま今の日本でやるのは無理があると思ったんです。思い切って大幅な脚色を御願いしたところ気持ちよくOKを頂きました。さらにYUIちゃんの存在を知ったことが転機となり、リメイク作品ではない歌を前面に出したオリジナルストーリーにすることを決心しました(笑)。
Q:小泉監督を起用した理由は?
P:
ロボットという制作会社は、今までずっと新人監督をデビューさせてきたんです。『Love Letter』の岩井監督、『踊る大走査線 THE MOVIE』の本広監督、『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎監督、『LIMIT OF LOVE 海猿』の羽住監督みんなロボットで長編映画デビューを飾っているんです。ですから今回も新人監督でいくことにはまったく抵抗がなかったですね。
Q:監督も主演女優も新人の方でしたが、リスクについては考えられましたか?
P:
リスクには感じませんでしたね。この状況下で面白いものを作り上げたら、逆にすごく褒められると思ったので、それを目標にがんばりました(笑)。ぼくの場合、誰もが知っている有名な主役、監督も有名な方でっていう映画の方がプレッシャーを感じてしまいますね。
Q:監督はいかがでしたか?
監督:
ぼくの場合は常に、プレッシャーを感じていましたね(笑)。撮影前からずっと徹夜で、もうみんな必死にがんばりました(笑)。
Q:監督は“笑い”を取り入れるのがお好きだそうですが、主演のお2人とその辺の話し合いはされたのですか?
監督:
そうですね、もともと“薫”のキャラクターで笑いを取ろうという気はなかったです。ただ映画館で観客の方々を見ていると結構笑ってくれているんです。僕にとっては本当に以外だったんですが……
きっとその辺りがYUIちゃんの魅力なのかもしれませんね(笑)。塚本さんとは年も近くて、笑いのポイントも合ったので、いろいろ意見交換しましたね。
Q:YUIさんを起用されたきっかけは?
P:
うーん、そうですね。キャスティングで悩んでいるときに、知人からYUIちゃんの資料を渡されたんです。その資料を見たとき薫はこの子しかいないなって思ったんです。それはぼくだけじゃなくて、映画に関わるスタッフみんなが感じたことなんですよ。それだけYUIちゃんには、引きつけられる“何か”があったんだと思います。
Q:ラストへのこだわり
監督:
湿っぽい話にはしたくなかったんです。「誰かが死んでいった話」ではなく「誰かがこれだけ生きました」っていう話にしたかったんです。だから病室で恋人が「薫―!」って泣き叫ぶシーンとかは登場しません(笑)。
P:
階段のシーンやスクーターに2人乗りするシーンがあるんですけど、それらのシーンが『ローマの休日』に似ているって言われたことがあるんですよ。
Q:『ローマの休日』ですか!?
P:
まったく意識していなかったしすごく意外だったんですけど……ジェラードの代わりが肉まんなんですよね? とか言われて……。思い出してみると、台本作りをしているときにハッピーエンドじゃないけど、湿っぽくない恋愛映画ってなんだろうって話をしたことがあったんです。そのときに『ローマの休日』の話がでたことがあったんです。あの作品って、2人はくっつかないけど、後味はすごくいいんですよね。
Q:薫と孝治の恋愛がとてもさわやかに描かれていましたが、監督の演出の賜物といったところでしょうか?
監督:
いや……どうなんでしょうかねぇ(笑)。
P:
そのあたりに監督とYUIちゃんの良さが出ていたと思います。これが巨匠監督だったりすると、ベテラン故に手なれたワザとかを使って演出してしまうじゃないですか。若い監督だったからこそのさわやかさだったと思います。
監督:
(テレ笑いを浮かべる監督)
もっと面白いシーンやギャグを入れたい!と熱望する小泉監督と、「待て待て、暴走するな!」と止める守屋プロデューサー。現場は、つねに両者のバトルの場でもあったようだ。しかし、中堅プロデューサーと新人監督が、意見をぶつけ合いながら生まれた『タイヨウのうた』からは、これまでの日本映画とはちがった、偏りのない世界観が伝わってくる。まるで、先生と生徒のような小泉監督と守屋プロデューサーの関係は、お互いの信頼関係が完璧に出来上がっており、見ていてとても心地がよいものだった。
若手監督を育てる!
そんな熱意を持った映画人が、これからも増えていくことに期待していきたい。
『タイヨウのうた』は6月17日より絶賛公開中
取材・文・写真:FLIXムービーサイト
次回7/6更新は「ドラマ版『タイヨウのうた』って?」です。
バックナンバー
・『タイヨウのうた』初日舞台あいさつレポート 6/22版
・『タイヨウのうた』泣きどころをピックアップ! 6/15版
・『タイヨウのうた』塚本高史が語る撮影秘話 6/8版
・『タイヨウのうた』YUIが語る撮影秘話 6/1版
・YUIが歌う“試写会ツアー”レポート 5/25版
・全国2万人泣き祭り大試写会レポート 5/18版
・胸キュンシーンをピックアップ! 5/11版
・『タイヨウのうた』小泉徳宏監督 クローズアップ 4/27版
・『タイヨウのうた』YUIクローズアップ 4/20版
・『タイヨウのうた』塚本高史クローズアップ 4/13版
・セカチュウより泣ける『タイヨウのうた』って? 4/7版
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