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キングスマン (2014) 映画短評

2015年9月11日公開 129分

キングスマン
(C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation

ライター5人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 4.8

ミルクマン斉藤

明らかに007パロディなオチが下品でまたよろしい(笑)。

ミルクマン斉藤 評価: ★★★★★ ★★★★★

M.ヴォーンとM.ミラーはとりわけ洒落っ気の面でよほど相性がいいらしい。今回は’60年代のスパイ映画へのオマージュがぎっしり。とりわけ二人はR.ムーア期の軽~い007が大好きらしいが、黒ブチ眼鏡のC.ファースなんてM.ケイン扮する国際諜報員ハリー・パーマーそのままやん!と思ってたらご本人もしっかり登場。教会での馬鹿馬鹿しいほど凄惨な大殺戮シーン、エルガーの「威風堂々」に合わせた脳髄お花畑などなどブラックな笑いも冴えてるし、少年の成長物語というマシューお得意の要素もしっかり描けていて、新生T.エガートン君もなかなかの好演。ま、これだけヴェテラン勢の悪ノリが過ぎると印象埋もれがちだけどね。

この短評にはネタバレを含んでいます
なかざわひでゆき

古き良き英国流スパイアクションの魅力が満載

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 労働者階級の貧しい若者が国際的なスパイ組織キングスマンにスカウトされ、高級スーツに身を包んだ英国紳士スパイ=コリン・ファースの指導のもと、IT実業家の陰謀に立ち向かいながら一流スパイへと成長していく。
 往年の『007』シリーズと『おしゃれ(秘)探偵』をかけあわせたような、荒唐無稽かつ洒脱な英国スパイアクションの魅力が満載。過激だけどグロ過ぎないバイオレンスや辛口のユーモアなど、『キック・アス』シリーズのM・ヴォーン監督ならではのテイストも痛快だ。
 格差社会で希望を失いがちな現代の若者へ向けたメッセージも明確。生まれた家庭環境や社会階級は選べずとも、人生は己の選択次第で切り拓けるのだと。

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平沢 薫

キレ味もヤバさも最高!編集の技にシビレる!

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 キレッキレ。クールでタイト。アクションシーンはみな細かなカット割で、VFXと編集テクニックで緻密に構築されて、独自の速度とリズムを生み出す。これはもう見る音楽、いっしょにハネずにはいられない。さらに、いやそれをネタにしたらマズいんじゃないの的ちょっとアブナいブラックなギャグが、クールさを増幅。そんなクールでヤバい現代的テイストを、それとは対極にある英国紳士という伝統的アイテムに掛け合わせたミスマッチ感も絶妙だ。
 原作コミックは「キック・アス」のマーク・ミラー。きっとこのテイストは、本作の製作にも参加している彼のもの。今回もキッチリやってくれてる。

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山縣みどり

シリアス化する007に疲れた人はぜひ!

山縣みどり 評価: ★★★★★ ★★★★★

世界平和のために活動してきた貴族のスパイ組織があるという設定がまず愉快。究極のノブレス・オブリージュ! その組織に労働者階級の青年をからませるのも実にイギリスっぽい。貴族の血を引く監督だが、庶民パワーを侮るなという思想の持ち主とみた。サミュエル・L・ジャクソン演じる悪党の思想がいまいち緩いが、監督は痛快アクションで押し切る。コリン・ファースのアクション演技もなかなかで、器用さに感動。紳士スパイに必要なのは強靭な肉体と精神力はもちろん、スコッチやスーツへのこだわり&完璧なマナーというあたりが007的。でも妙にシリアスな最近のボンドに違和感を持つファンはこっちのほうが楽しいかもよ。

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くれい響

まさかのコリン・ファース覚醒で、『キック・アス』超え!

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

少年スパイの設定こそ、ドニー・イェンがアクション指導を務めた児童文学原作の『アレックス・ライダー』とカブってるが、こちらは泣く子もダマるマーク・ミラー原作。『キック・アス』に続く、マシュー・ヴォーン監督×アクション&第二班監督のブラッドリー・ジェームス・アランとの相性も抜群で、ゾンビ映画かと思わせるほどの教会大虐殺など、容赦ないヴァイオレンス描写が炸裂。しかも、ここに来てコリン・ファース覚醒!というサプライズ。青春映画の要素など、内容盛りだくさんのうえ、上司役のマイケル・ケインやいきなりのマーク・ハミルなど、抜かりないキャスティングも魅力的。2015年を代表する一本であることに間違いない!

この短評にはネタバレを含んでいます
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