ドッグマン (2018)：作品情報

見どころ

1980年代のイタリアで起きた殺人事件から着想を得たドラマ。全てを失った男が、もとの生活を取り戻して再起しようとする。監督は『ゴモラ』『五日物語　－3つの王国と3人の女－』などのマッテオ・ガローネ。主演のマルチェッロ・フォンテは、本作で第71回カンヌ国際映画祭男優賞に輝いた。『神様の思し召し』などのエドアルド・ペッシェ、ドラマシリーズ「SUBURRA －暗黒街－」などのアダモ・ディオニージらが出演。

あらすじ

イタリアの海辺の町で、犬のトリミングサロン「ドッグマン」を営むマルチェロ（マルチェッロ・フォンテ）は、愛する娘と犬と暮らし、仲間と食事やサッカーを楽しむ毎日にささやかな幸せを感じている。しかしその裏では、暴力的な友人シモーネとの従属的な関係に悩まされていた。ある日、シモーネからもうけ話を聞かされ協力を強いられたマルチェロは、それが原因でサロンの顧客や仲間からの信用を失う。彼はかつての穏やかな暮らしを取り戻すため、行動を起こす。

映画短評

清水 節 ★★★★★ ★★★★★

ミニマムな関係を通して描く暴力にまみれた世界の暗喩

なかざわひでゆき ★★★★★ ★★★★★

ノワール的なリアリズムと寓話的な神秘性を兼ね備えた作品

関連記事

2023年　第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門23作品紹介

第80回ベネチア国際映画祭

「ピノッキオ」実写ダークファンタジー版が11月に日本公開

2021年　第78回ベネチア国際映画祭コンペティション部門21作品紹介

第78回ベネチア国際映画祭

すべて見る »

キャスト

• マルチェッロ・フォンテ（マルチェロ）
• エドアルド・ペッシェ（シモーネ）
• ヌンツィア・スキャーノ（シモーネの母親）
• アダモ・ディオニージ（フランコ）
• フランチェスコ・アクアローリ（フランチェスコ）
• アリダ・バルダリ・カラブリア（アリダ）
• ジャンルカ・ゴビ（料理屋の主人）

スタッフ

監督・原案・脚本・製作

• マッテオ・ガローネ

脚本

• ウーゴ・キーティ
• マッシモ・ガウディオソ

撮影

• ニコライ・ブルエル

編集

• マルコ・スポレンティーニ

美術

• ディミトリー・カプアーニ

衣装

• マッシモ・カンティーニ・パリーニ

音楽

• ミケーレ・ブラガ

音声編集

• マリチェッタ・ロンバルド

サウンドデザイン

• ミルコ・ペリ

キャスティング

• フランチェスコ・ヴェドヴァティ

アシスタントディレクター

• シロ・スコグナミグリオ
• パオロ・トロッタ
• アンドレア・タグリアフェリ

プロダクションマネジャー

• ジアン・ルカ・チアレッティ

ラインプロデューサー

• アレッシオ・ラッツァレスキ

製作

• ジャン・ラバディ
• ジェレミー・トーマス
• パオロ・デル・ブロッコ

映画詳細データ

英題

DOGMAN

製作国

イタリア

配給

• キノフィルムズ
• 木下グループ

技術

カラー／シネマスコープ／5.1ch

(ヒューマントラストシネマ渋谷ほか)

リンク

公式サイト