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ビー・ジーズ 栄光の軌跡 (2020) 映画短評

2022年11月25日公開 111分

ビー・ジーズ 栄光の軌跡
(C) 2020 Polygram Entertainment, LLC - All Rights Reserved.

ライター3人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3.7

なかざわひでゆき

ビー・ジーズを再発見する至福の2時間

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 恐らく音楽史上最も成功した兄弟バンド、ビー・ジーズのキャリアと素顔に迫るドキュメンタリー。‘60年代にはロックやフォークを、’70年代にはディスコやソウルをと、時代のトレンドを敏感に取り入れることで成功しつつ、その一方で時代のトレンドに翻弄もされたビー・ジーズ。中でも、あの悪名高きディスコ・バックラッシュは、米音楽界の歴史でも最悪の汚点のひとつであり、ビー・ジーズはその最大の犠牲者でもあった。そうした浮き沈みを振り返りつつ、血を分けた兄弟だからこそ可能だった音楽作りの舞台裏も詳細に紐解かれていく。「ステイン・アライヴ」のドラムトラックが実はループだった!など面白いエピソードも盛りだくさんだ。

この短評にはネタバレを含んでいます
斉藤 博昭

世界をフィーバーさせた後に、まさかそんな事態だったとは…

斉藤 博昭 評価: ★★★★★ ★★★★★

多くのミュージシャンがリスペクト溢れるコメントで登場するなか、ジャスティン・ティンバーレイクの「人間トランペット」という評価に笑いながら納得。『サタデー・ナイト・フィーバー』各曲の、あの高音が生み出された経緯など、まさに音楽史に残る兄弟バンドの真実が痛いほど伝わってくる、アーカイブ的な必見作。
初期の繊細極めるメロディラインの名曲、コーラスの美しさとは裏腹に、兄弟間の確執や、突然の人気に躍らされる人間臭さ、そしてディスコブームを作った直後の“被害”は知らなかっただけに衝撃を受けた。
今は亡きメンバーのインタビュー映像や、若くして逝った弟のアンディの姿に、長年のファンなら自然と涙がこぼれるはず。

この短評にはネタバレを含んでいます
森 直人

ギブ兄弟の愛と名曲群はきらめきの中に

森 直人 評価: ★★★★★ ★★★★★

「ポップスのカメレオン」の如く、巨大な才能と長大なキャリアゆえ時代に翻弄されまくったビー・ジーズの偉大さを正当に評価する視座が泣ける逸品。ギブ三兄弟、早逝した四男アンディの絆など、フランク・マーシャル監督の劇的構成はさすが。

ビー・ジーズが受けた最大のとばっちりとして挙げられるのがディスコブームの巨大産業化と、79年夏の悪名高い「ディスコ・デモリション」(反ディスコ運動)だ(ある種、パラレルな関係にあるのが同時期のラモーンズ出演『ロックンロール・ハイスクール』かも)。だが今も「ステイン・アライヴ」カヴァーが『ブレット・トレイン』を飾るように、彼らの膨大な「良い曲」は永遠に生き残り続ける。

この短評にはネタバレを含んでいます
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