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シンデレラの死体にボロボロの城…“夢の国”を風刺したテーマパーク「ディズマランド」英国にオープン

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天気の悪さも合ってる… - 画像は「ディズマランド」Instagramのスクリーンショット
天気の悪さも合ってる… - 画像は「ディズマランド」Instagramのスクリーンショット

 覆面アーティストのバンクシーが某“夢の国”を風刺した、悪夢のテーマパーク「ディズマランド」(Dismaland=Dismal陰うつな+landランド)が8月22日から9月27日まで5週間限定で突如イギリスのウェストン・スーパー・メアにオープンした。

バンクシーの映画!場面写真

 ボロボロのシンデレラ城を中心に、陰うつな展示物が並ぶディズマランド。「おとぎ話の中に入って、本物のプリンセスであるとはどういうことか見てください。お土産の写真もあります」と説明書きが付いたシンデレラ城の中に入ると、かぼちゃの馬車が横転し、ブロンドの髪をたらして死んだシンデレラにパパラッチが群がりフラッシュを浴びせている……というダイアナ元妃の死を連想させるシーンが目の前に。

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 アヒルのおもちゃを釣り上げるゲームではそのアヒルが石油でギトギトになっていたり、ミッキーの耳を着けた不機嫌そうなスタッフ(スタッフはみんな不機嫌そう)が「わたしは低能です」と書かれた風船を売っていたり、水に浮かぶ小さなボートには移民のフィギュアがいっぱいで(水の中で死んでいる人もいる)パトロールの船から銃を突き付けられていたり。

 一見普通のメリーゴーラウンドでも、1体の木馬は食肉加工をするために上からつり下げられ、近くでナイフを手に作業服を着た人間が「ラザニア」と書かれた段ボールに座っている(欧州では一時、牛肉加工食品に安価な馬肉を混ぜる不正が相次いで明らかになった)など、現代社会を痛烈に風刺。バンクシーの新作10点のほか、17か国50人のアーティストによる作品も展示されている。

 入場料は3ポンド(約570円・1ポンド190円計算)で5歳以下は無料。塗装用の缶スプレー、マーカーペン、ナイフを持った人のほか、ディズニーの法的代理人の入場は固く禁じられている。(編集部・市川遥)

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