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ジョニデ、カンバーバッチが『仁義なき戦い』化…

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とてもいきなり昭和感
とてもいきなり昭和感

 ジョニー・デップジョエル・エドガートンベネディクト・カンバーバッチらが出演する実録ギャング映画『ブラック・スキャンダル』が、ヤクザ映画の傑作として日本映画史にその名を残す『仁義なき戦い』シリーズ風にアレンジされたおもしろ映像が公開された。動画サイトVimeo、ニコニコ動画、dailymotionにて確認することができる。

 ギャングとFBI捜査官と政治家が手を組んだアメリカ史上最悪の汚職事件の真相を描く本作。ヤクザ映画という共通点から、この『仁義なき戦い』パロディー映像が作られたようだが、その完成度の高さにはびっくり。初めは「ふざけているのか?」と訴えたくなるのだが、再生が進むにつれ映像に引き込まれていく。誰もが知るおなじみのテーマ曲に達筆なテロップ。70年代感を演出するざらついた映像。繰り出される昭和的うたい文句の数々。極めつけは、登場人物のセリフがなぜか全て広島弁に……細部まで作り込まれた映像は感動ものだ。

 「ワシらの3人の利害は同じじゃ、手を組まんか?」。ギャングのバルジャー、FBI捜査官のコノリー、大物政治家のビリー、3人が結んだ血の盟約は、イタリアンマフィア対アイリッシュギャングの血で血を洗う抗争へと発展する。「人間じゃナインよ、おどりゃ悪魔じゃ」という被害者の絶叫にバルジャーの高笑い。「FBIに敵の情報を流しゃあ、ワシらの天下よ!」と言ってのける危険すぎる姿は、今は亡き菅原文太さんの再来といえる。果たして、『ブラック・スキャンダル』の仁義はどのような結末を迎えるのか、最後のキメ台詞にも注目だ。(編集部・小山美咲)

映画『ブラック・スキャンダル』は1月30日より新宿ピカデリーほか全国公開

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