テラスハウスのヤラセ疑惑を完全否定！プロデューサー「あんなの台本書けない」
1日からハワイ編がスタートした人気リアリティー番組「テラスハウス」の松本彩夏プロデューサーが取材に応じ、以前からささやかれる“ヤラセ疑惑”を否定。番組の裏側を赤裸々に語った。
「テラスハウス」は、シェアハウスに同居する男女6人の生活を記録した番組。2012年10月から2014年9月までフジテレビ系列で放送され、2015年2月に劇場版『テラスハウス クロージング・ドア』が公開。同年9月より舞台を湘南から東京に移した新たなシリーズ「TERRACE HOUSE BOYS & GIRLS IN THE CITY」がNetflixなどで配信された。
11月1日からは初の海外となるハワイを舞台にした新シーズン「TERRACE HOUSE ALOHA STATE」がスタート。松本プロデューサーは「海外にこだわったというよりは、普段の生活をちょっと捨てなければ住めないという環境から生まれるものが欲しかった」という。「都心だと非日常感が薄く感じることがあり、東京は東京でそれが良く転じてすごくケンカが多かったりして、良くも悪くも別の面白さがありましたが……」。
番組をつくる上のこだわりを聞いてみると、「こちらの主観がなるべく入らないように、カメラをできるだけ動かさないようにしています。（出演者が）何かいいことを言ったり、泣いていたらギュッとズームしたくなるけど、それをするとわたしたちが今ここを見てくださいってことになるので。観る人にできるだけ委ねたい。最初からそこは気にしています。本当にみんなが観たいように観てもらえれば」と語る。
「テラスハウス」といえば、台本がないリアルが売りだが、いまだ絶えないのがヤラセ疑惑。それについては「よく言われますけど、“肉事件”とかあんなの台本書けないよ！ みたいな思いはいつもあります。本当にないのになって」と完全否定。“肉事件”とは、美容師の男性メンバーがお客さんからもらってきた大切な高級肉を、他のメンバーたちが勝手に食べてしまい、その男性が激怒したエピソードだ。
出演者たちにもカメラの存在は見えているそうで、「隠し撮りしているわけではないので、出ている子たちも『カメラがある前での自分』というのをどこか意識しているとは思うんですけど、ただ毎日のことなので、みんな住んで2、3時間すると気にならなくなるみたいです。番組で出しているのは本当に一部で、あの裏に聞いていられないくらい、くだらない話が山ほどある」と松本プロデューサー。
「（ヤラセ疑惑など）文句を言っていただいても、観ていただけているうちが華だなと思うので、腹が立ったり、もどかしい！ ってわざわざ思ったりもなくて、批判も含めてありがとうございます！ という気持ちでおります」と笑った。（編集部・中山雄一朗）
「TERRACE HOUSE ALOHA STATE」は11月1日よりフジテレビオンデマンド（FOD）とNetflixにて配信中、同月28日深夜12時55分よりフジテレビにて放送スタート
