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20キロ増の松ケン “コロコロ体型”が妻・小雪に好評

初日舞台あいさつに登壇した松ケン
初日舞台あいさつに登壇した松ケン

 俳優の松山ケンイチが19日、都内で行われた映画『聖の青春』初日舞台あいさつに登壇。役づくりのために約20キロもの増量に挑んだ松山は、当時のスタイルが妻で女優の小雪に好評だったことを明かした。

【写真】役づくりで約20キロ増量した松ケン

 天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、難病により29歳で亡くなった棋士・村山聖。本作は、自らの命を削って将棋を指し、病と闘いながら全力で駆け抜けた“怪童”の壮絶な一生を師弟愛、家族、ライバルたちとの友情を通して描く感動の実話。この日は東出昌大リリー・フランキー柄本時生森義隆監督のほか、ゲストに羽生善治三冠も来場した。

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 薬の副作用のために太っていた村山を、過酷な役づくりで体現した松山だが、今ではすっかり元に戻ってスッキリしたスタイルに。そんな松山と久しぶりに会ったリリーは「すっごい痩せていて、ちょっと悲しい気分ですね。コロコロしているときの松山くんが好きだな」と残念そう。しかし、そう思うのはリリーだけではないようで、松山は「よく言われるんですよ。嫁にもそういうふうに言われました」と打ち明けると、「ただ、(大きいままだと演じる役が)村山聖か相撲取りかの2択しかなくなるんですよね」と笑いを誘った。

 また、松山はリリーから「子供3人いるくせに童貞臭がすごいよね」と言われたことも暴露しつつ、「村山さんに共通する部分でもあるので自信がついたし、20代の頃から“童貞俳優”と言われていた」と吐露。そして、同じにおいがするという柄本に「童貞俳優という肩書を取り戻したい」と宣戦布告。なぜか“童貞”へのこだわりを見せつけ、会場を沸かせた。

 笑いの絶えない舞台あいさつとなったが、松山の本作に込めた思いは真摯で熱い。「役者として、一人の人間として、自分でも思ってもみなかった景色を東出くんと見ることができた」と喜ぶと、「一生に1本。自分の中で大きな作品と実感させられています。村山さんと出会え、愛することができて幸せです」と若干目を潤ませながら、しみじみと語った。(取材/錦怜那)

映画『聖の青春』は全国公開中

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