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『リトル・ミス・サンシャイン』元子役、レイプされた過去 通報しなかった理由

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アビゲイル・ブレスリン
アビゲイル・ブレスリン - Mark Sagliocco / Getty Images

 オスカーノミネートを果たすなど、映画『リトル・ミス・サンシャイン』の名子役として名をはせた女優のアビゲイル・ブレスリン(21)が、レイプされた過去があり、なぜその際通報しなかったのかをInstagramで明かした。

【画像】『リトル・ミス・サンシャイン』でのアビゲイル

 アメリカでは「性的暴行への認知を高める月間(Sexual Assault Awareness Month)」に指定されている4月に、当時の交際相手からレイプされたと打ち明けたアビゲイル。彼女の勇気あるカミングアウトに、同様の経験を持つ人々からは感謝のメッセージが寄せられていたが、「レイプといえるのは、通報されたレイプのみ」といった批判的なコメントもあった。

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 アビゲイルはこのコメントを取り上げて、「わたしが通報しなかったのには、たくさんの理由があるのです。第一に、わたしは完全なショック状態でした。自分のことを被害者とみなしたくなかったから、自分を抑え込み、何も起きなかったふりをしたのです。第二に、レイプ犯は交際相手だったので、信じてもらえないのではないかと恐れました。そしてもっと傷つけられるのではないかと思ったのです。第三に、このことが知れたら、わたしの家族や友人が傷つくことはわかっており、彼らをそんな目には遭わせたくなかったのです」と説明。

 1年半前にはPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断され、事件が起きてからだいぶ回復はしたものの、今でもフラッシュバックや悪夢に悩まされ、親友であっても突然体に触れられると飛び上がってしまうという。アビゲイルは「『レイプといえるのは、通報されたレイプのみ』と言うことは、通報されなかったレイプは問題ないという考えにつながります。これはフェアでなく、事実でもありません」「通報されなかったものも、通報されたものも、レイプはレイプです」と話を結んでいる。

 歌手のレディー・ガガ(31)も2014年に、19歳のときに20歳以上年上の音楽プロデューサーからレイプされ、立ち直るために多くの心理セラピーや理学療法に頼ったことを告白。同じような経験をしたファンたちの支えになれればいいと思えるようになったと明かしていた。(朝倉健人)

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