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戦場で絶体絶命!『オール・ユー・ニード・イズ・キル』監督の新作とは

万全の役作りで挑んだアーロン・テイラー=ジョンソン
万全の役作りで挑んだアーロン・テイラー=ジョンソン

 アマゾン・スタジオ製作、戦場を舞台にしたサバイバルスリラー映画『ザ・ウォール(原題)/ The Wall』について、監督を務めたダグ・ライマンと主演のアーロン・テイラー=ジョンソンが、5月11日(現地時間)ニューヨークで行われたAOL開催のイベントで語った。

【動画】『オール・ユー・ニード・イズ・キル』ダグ・ライマン監督、「メタルギア」小島秀夫と対談!

 無線機が使えない荒廃した戦場で、敵のスナイパーとの心理戦が展開される本作。腕利きのイラク人スナイパーを捕らえるために派遣された2人の米兵、アイザック(アーロン)とマシューズ(ジョン・セナ)は、米兵らが仕留められた建設作業場所に潜伏し、敵の動向を見ていたが、マシューズが狙撃されてしまう。慌てて駆けつけたアイザックもまた足を狙撃され、レンガ造りの壁に身を隠すが……。

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 本作は、主演のアーロンの演技が重要な役割を果たす作品になっているが、それについてライマン監督は「確かに今作は大きなリスクを背負い、(映画の)タイトル的にも比喩的にも、文字通り後ろに隠れる壁はわずかしかない状況だった。アーロンは、自身の演技で観客を最後まで引き付けなければならないし、そのためにシーンごとに専心する必要があったよ。ちょうど、『リブ・ダイ・リピート・アンド・リピート(原題) / Live Die Repeat and Repeat』(『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の続編)をトム・クルーズと撮り終えたばかりなんだけど、彼も『もし仕事に行く前の朝に恐怖を感じなければ、その職業を変えるべきだ』と言っていたね」と話し、「こんなに専心したのは、映画『スウィンガーズ』(1996)以来だよ」と振り返った。

The Wall
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の続編も手掛ているダグ・ライマン監督

 一方主演のアーロンは、アイザックを演じる上でどんなリサーチをしたのだろうか。「幸運にも隊員の誰もが歩み寄ってくれ、かなり助けてもらったよ。元海兵隊員や兵士の妻たちとも多くの時間を一緒に過ごしたんだ。その中で、ジェーン・ホーントンさんという、スナイパーの夫を戦地で失った女性と知り合ったんだけど、彼女が夫が訓練した国内でもトップクラスのスナイパー専門のスクールを紹介してくれて、ライフルの狙撃やスナイパーとしての技術的ことを教わったんだ。スナイパーたちとも交流を深めることができたよ」と入念な準備をして役に臨んだことを明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』ダグ・リーマン、小島秀夫対談 映画とゲームの世界は融合する! » 動画の詳細
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