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ジョージ・ミラー版『ジャスティス・リーグ』にはスーパーマンVSワンダーウーマンの大バトルがあった

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ザック・スナイダー監督版『ジャスティス・リーグ』より
ザック・スナイダー監督版『ジャスティス・リーグ』より - Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

 映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のジョージ・ミラーが監督する予定だったものの、結局実現しなかった2007年の「ジャスティス・リーグ」映画にはスーパーマンVSワンダーウーマンの大バトルが含まれていたという。同作で悪役マクスウェル・ロードを演じる予定だったジェイ・バルシェル(『ヒックとドラゴン』のヒックの声など)が、MTVのポッドキャスト番組に出演して語った。

【動画】ザック・スナイダー監督版『ジャスティス・リーグ』(11月23日日本公開)

 『コードネーム U.N.C.L.E.』のアーミー・ハマーがバットマン役、テレビドラマ「フロム・ダスク・ティル・ドーン ザ・シリーズ」のD・J・コトローナがスーパーマン役、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のミーガン・ゲイルがワンダーウーマン役、「The OC」のアダム・ブロディがフラッシュ役を務めることに決まっていたミラー監督版「ジャスティス・リーグ」。衣装もプロダクションデザインも完成し、2009年の公開を目指していざ撮影という段になって、脚本家のストライキなどがあって頓挫してしまった。

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 ジェイはそこで描かれるはずだったストーリーについて「マクスウェル・ロードがスーパーマンを洗脳して、彼を兵器のように利用できるようになるというシーンがあった」と説明。「僕が提案してミラー監督が気に入ってくれたのは、僕が穴という穴から血を流し始めるというもの。クリプトン人の脳に入り込むにはものすごい力を使うからね。それで彼は赤い目の(悪い)スーパーマンになるんだ。それでスーパーマンがワンダーウーマンの手首とかを折ってしまい、二人の間でものすごい戦いが起こる」となかなかハードな描写があったよう。

 ザック・スナイダー監督の『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)ではタイトル通りバットマンとスーパーマンのバトルを描いたが、ミラー監督版には本当の超人同士のバトルがあったことになり(バットマンごめんなさい)、実現していたらどんな激しさになっていたのか気になるところ。ちなみに、ジェイ演じるマクスウェル・ロードは映画の中ほどで死に、その意識がコンピューターにアップロードされるという設定だったという。

 また、ジェイはワンダーウーマンの初登場シーンについても言及。「彼女の故郷セミスキラのシーンから始まって、馬に乗ったワンダーウーマンが斧を持ったミノタウロスに向かって駆けていく……アマゾネスたちはみんな彼女を応援していてね。それで彼女が彼の首をはね、馬から降りてバカみたいなことは何も言わずにその頭を掲げるんだ。『これこそ僕が見たかったワンダーウーマンだ!』と思ったね」とも明かした。

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 この実現しなかった「ジャスティス・リーグ」映画については、その顛末を描くドキュメンタリー映画『ミラーズ・ジャスティス・リーグ・モータル(原題) / Miller's Justice League Mortal』の企画も進行している。ミラー監督版とは全く違うキャストで製作されている『ジャスティス・リーグ』(11月23日日本公開)は、身内に不幸があったスナイダー監督が途中で降板し、ジョス・ウェドン監督にバトンタッチしている。(編集部・市川遥)

映画『ジャスティス・リーグ』コミコン特別映像 » 動画の詳細
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